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「好きな人男女にーにーで4人班つくってくださーい」
学級委員の咲と淳太が教卓の前で声をかける
今月、宿泊学習があるらしい
「咲!一緒やろ!」
「うん!!男子どーする?」
「んー、どーする?、」
女子が決まったのはいいもののあと二人男子が決まらなくて咲と悩む
正直誰でもいいんだけどなー
残ったひとでいいかとふたりで別の話をし始めた
・
「…上村、よかったら一緒にせーへんか?」
わたしたちの会話をさえぎるように入ってきたのは淳太だ
「え?あ…」
咲は戸惑ったように私を見て、いい?と目で訴えてくる
淳太と咲がいれば私たちの班に学級委員2人がいることになる
いろいろ助かりそうだし、いいに決まってる!
私はグーに親指をたて、いいよと合図する
それと同時に咲も大きく頷いた
「うん!中間くん一緒にグループなろ!」
笑顔の咲に対して淳太も笑顔になる
「おう!」
「なんや、お前らこんな近くにおるのにアイコンタクトか!笑」
っと、淳太の背中から私と咲を交互に見、ひょこっとでてきたシゲ
「え、大毅くんも一緒?」
目を丸くしてすこし頬がゆるんでいる咲
「あ、おれ嫌やった?」
「んーん、そんなことないよ!むしろ嬉しい!」
「お、そか?笑」
シゲはそう言いながら頭の後ろをかく
照れた時の癖だ。
なんかふたりの世界?
この2人ってこんな仲良かったっけ?
胸が痛いのは嫉妬?
親友の咲に嫉妬してるん?
「ふたりの世界やな笑、」
私だけに聞こえるような声で耳打ちをする淳太を見ると、どこか悲しそうな顔をして笑っていた
「ん、そーだね…笑」
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作者名:そると | 作成日時:2019年4月8日 23時