検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:9,002 hit

ページ7

「好きな人男女にーにーで4人班つくってくださーい」





学級委員の咲と淳太が教卓の前で声をかける



今月、宿泊学習があるらしい





「咲!一緒やろ!」




「うん!!男子どーする?」



「んー、どーする?、」





女子が決まったのはいいもののあと二人男子が決まらなくて咲と悩む





正直誰でもいいんだけどなー




残ったひとでいいかとふたりで別の話をし始めた












「…上村、よかったら一緒にせーへんか?」




わたしたちの会話をさえぎるように入ってきたのは淳太だ






「え?あ…」




咲は戸惑ったように私を見て、いい?と目で訴えてくる




淳太と咲がいれば私たちの班に学級委員2人がいることになる


いろいろ助かりそうだし、いいに決まってる!




私はグーに親指をたて、いいよと合図する






それと同時に咲も大きく頷いた


「うん!中間くん一緒にグループなろ!」



笑顔の咲に対して淳太も笑顔になる




「おう!」






「なんや、お前らこんな近くにおるのにアイコンタクトか!笑」




っと、淳太の背中から私と咲を交互に見、ひょこっとでてきたシゲ





「え、大毅くんも一緒?」



目を丸くしてすこし頬がゆるんでいる咲





「あ、おれ嫌やった?」



「んーん、そんなことないよ!むしろ嬉しい!」




「お、そか?笑」



シゲはそう言いながら頭の後ろをかく


照れた時の癖だ。






なんかふたりの世界?
この2人ってこんな仲良かったっけ?



胸が痛いのは嫉妬?


親友の咲に嫉妬してるん?




「ふたりの世界やな笑、」


私だけに聞こえるような声で耳打ちをする淳太を見ると、どこか悲しそうな顔をして笑っていた





「ん、そーだね…笑」

8→←6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そると | 作成日時:2019年4月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。