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51 君が恋しくて ページ9
涼介side
A「私の家族の誰かって言うことだよ。」
Aは涙を流しながら俺たちにそう伝えた。自分の家族とこれから戦うなんてそんな
残酷なことあるかよ…
あの後Aは泣き疲れて眠ってしまった。
俺達も明日のためにと仮眠をとった。
寝ているとふと肩に違和感感じて目が覚めた。肩を見るとそこに寄りかかるようにしてAが眠っていた。いわゆる肩ズンと言うやつだ。
穏やかに眠るその横顔を見つめていると数時間後に戦いが始まるなんて嘘のようだった。
俺はそっとAの真っ白な腕にキスをした。そしてまた眠りについた。
・
・
・
腕へのキスの意味知ってる？
腕へのキス。それは恋慕。
俺はずっと昔からAに夢中だよ...。
恋しくて恋しくてたまらない。
だから戦いが全て終わって全て片付いたら
今度は唇にキスさせて？
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作者名：優 | 作成日時：2019年3月3日 9時
