僕らの自己紹介 ページ4
貴「怪我とかありませんか?気分は大丈夫ですか?」
ゆっくりと、落ち着けるように聞いていく。
?「えっと、大丈夫です。痛みもないし、気分も。…あの、ここは何処ですか?」
貴「ここは、広くいえば幻想郷、この場所は博麗神社だよ。」
?「幻想郷…博麗神社…!そうだ!箱、俺が背負ってた箱はっ!?」
貴「箱ならそこに置いてありますし、刀もありますよ。」
?「よかったぁぁぁああ…。」
大事そうに箱を撫でて、抱きしめる。本当に大切なものが入っているんだ。
?「君が俺を保護…してくれたのかな?」
貴「僕だけじゃないよ。妖精達が殆ど運んでくれたんだ。」
?「…妖精?」
貴「外がどうなのかは知らないけど、ここには妖精、妖怪、悪霊、鬼に天狗とか色々いるんだよ。」
?「鬼!?危なくないのか?」
貴「鬼達は確かに力持ちだし強いよ。でも彼女達の前で嘘ついたりしなかったら理不尽に酷いことをされたりはしないよ。」
?「いや、その、食べられたりとか。」
貴「そんなことしたら賢者達が黙ってないよ。人間の里の住人は無闇に傷つけたら博麗の巫女に退治されちゃうから。」
?「そうなんだ…あ、俺は竈門、竈門炭治郎だ。」
貴「僕はその1、ここ博麗神社で居候してるんだ。」
炭「居候?ここは君の家じゃないの?」
貴「僕、記憶喪失らしいんだ。だから、記憶が戻って、帰る場所を思い出すまではここにいていいってことになってるの。」
炭「それは、辛くないか?」
貴「うーん…あんまり。いろんな人が構ってくれるし、だから寂しくはないかな。…炭治郎さんは何処から来たの?」
炭「俺は日本の鬼殺隊っていう組織に所属している鬼狩りなんだ。」
貴「…日本?が何かは分からないけど遠いところから来たんだね。きっと大変な思いをしてきたんだね。」
炭治郎の手を見て、働き者の手と同じだとその1は気がつく。
きっと、優しい人なのだ。そうでなくては優しい目で箱を見つめることなど出来はしない。
炭「そうでもないよ…ところで、幻想郷って日本の何処にあるの?俺、そろそろ帰らないと任務が…。」
貴「…えっと、二度聞くけど日本って何処のこと?」
炭「……え?」
日本がそもそもなんなのか分からない。このすれ違いに気がついた炭治郎は顔色を青くしていく。
炭「幻想郷って…何処にある場所なんだ?できれば具体的に。」
貴「霊夢さんからの受け売りだけど、それでもいいなら。」
靴を脱いで、二人とも正座して向かい合う。分かりやすいように、ゆっくりと噛み砕いて話していくことにした。
貴「ここは幻想郷。忘れられた者達の行き着く、最後の楽園。」
次
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハウト | 作成日時:2023年5月22日 6時