襲撃 ページ5
その時、
パパパパッ!ドォン!ドォン!
と銃声と砲声が聞こえてきた。
窓ガラスに銃弾が命中したが、強化ガラスなのか割れない。
貴「ひっ…。」
シ「あー、そういえばもうこの時期だったね。グレード戦。」
幽「私は別に興味ないなー。既にBランクだし、これ以上良くなってもなぁ…って感じしない?」
未「あら、私は興味あるわよ。上位のランクになればなるほど武器の扱えるライセンスが増えるもの。」
貴「…グレード戦って何?」
シ「グレード戦はうーん…とね、下位と上位のグループに分かれてて、ここはBランク…真ん中ぐらいかな。住んでる寮の設備を上げるための争い事なんだ。ここは割と火力高めで落としにくいんだよね…あ、死人もでます。」
貴「それかなりやばい奴なのでは!?」
シ「大丈夫ではないね。でもここには治療専門のやつもいるから怪我したら頼るといいよ。吹雪に。」
吹「…怪我したら、治療はするよ。」
神「この辺まで銃弾が飛んできてるってことは…DかE…それと最近力をつけてきてるGのどれかだな。」
貴「ここを攻めようとしているんですか?」
神「いや、ここの近くにAとSのランクを持った寮があるんだ。多分そっち。」
サ「ま、なんかあったらパス姉の後ろにでも行ってな。それかシュウの側。」
貴「え、何でシュウの側何ですか?」
サ「うん?知らないのか、シュウはアレでもここのリーダーしてるぐらいここの生活が長い。なんだかんだ実力自体はシュウ単品でSSクラス並みだそうだ。後ろからの奇襲が得意なんだとか。一人で昔Fクラスを壊滅させたって話がある。
シ「当時の話はやめてよ…僕は見る専であってやるのは好きじゃないんだからさ…。」
サ「あれ?シュウは殺る専じゃなかったのか?」
シ「三次元はちょっと…。昔はグレード低すぎて住む環境が悪かったから渋々あげてただけで本当はやりたくないんだ。だから…。」
そこで一度シュウは言葉を区切り、
シ「今はここの守りを固めてるけどね。」
といって何かがノーマルの横を掠める。
ドンッと鈍い音が響く。
未「あらあら、急にナイフ投げちゃうのはやめなさいよね、新人ちゃんの目に毒よ?」
シ「あ、そっか。いつもこんな感じだったからつい。それ処理しておいて。」
それ、とは何だろうか。見ようにも目元を未羽が覆い隠してしまっているため分からないが、微かに鉄のような匂いがした気がする。
貴「こ…殺したの?」
シ「死んではいないよ。それに死にかけにも価値がある。本当は元気いっぱいで反抗気質なやつの方が喜ばれるんだけどね…。」
シュウは何処か思い出すように遠くを見つめた。
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作者名:ハウト | 作成日時:2021年1月21日 18時