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異常者達の歓迎会 ページ3

シ「ノーマルのために歓迎会をするから一緒に食堂に行こう。」
そう言われて荷物を先に寮へ降ろしに来た。
結構広いしドアには鍵がついている。
荷物を適当に置いてからシュウと共に食堂に入った。
既に人がいて、この人たち全員が異常者なのかと思ったら恐怖が湧き上がってきた。
シ「連れてきたよ。だから警戒と興奮をやめろ。」
玩具を見る目で僕を見てくる人と警戒している目線を感じる。
シ「自己紹介をしてくれ、その都度どういうやつか教えるからさ。」
頷き、自己紹介を始めた。
貴「えっと、僕はノーマル…見てわかる通り緑のノーマルです。今日からここの管理人をすることになりました。よろしくお願いします。」
丁寧に、相手を怒らせないようにと細心の注意を払った。
初めに自己紹介してくれたのは青い目の女性だった。
?「なら私が初めにしよう。私は逆刃、逆さの逆に刃物の刃でサカバって読むよ。青いパスケースの私はヤンデレ。残念ながら今私が好きな人はいないから無害だが彼氏ができたその日がお相手さんの死かもしれないね。」
クスクス笑ってお隣に手を振る。その手を振られた彼女はニコニコしている。
?「あー、私かぁ、私は幽楽(ユウラ)、幽霊が楽になるって覚えてね。私はカニバリズム。オレンジのパスケースが特徴だよー。食人愛好家といっても髪の毛とか爪とか指の皮とか血ぐらいしか好んでないよ。脳みそはゲテモノの範囲だと思ってるから人の肉にはあまり興味ないなー。」
ふらふらしながらまた隣に振る。彼は少し根暗気味な人だ。
?「僕の番だな。僕はカムイ、神が威張ると書いて神威。灰色のパスケースでジャンルとしてはオートアサシノフィリア。恐怖性愛だな。自分が殺されそうになる状況で興奮する。あ、痛いのとか無理だから。そうなるってことを妄想するのが好きなだけ。」
若干僕は引いた。その隣にいる人物が自己紹介を始めた。首に縄がかかっている。
?「……吹雪、黒。タナトフィリア(死連想愛好)。ネクロフィリア(死体愛好)とかと一緒にしないで。でもアスフィクシオフィリア(窒息性愛)は一緒にしてもいい。でもカムイのオートアサシノフィリアとは違う。」
カ「吹雪がこんなにいっぱい話すの珍しいね。」
吹雪はそっぽを向いてしまった。普段は無口なのだろうか。
サ「…おや?パス姉はいなかったのかい?」
貴「パス姉?」
シ「サイコパス、パスケースのカラーは白。紅白だったら逃げた方が賢明だよ。シリアルキラーの可能性がある。
貴「えっと…。」
シ「あぁ、ごめん、そこまで詳しくないんだっけ?教えておくよ。」



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作者名:ハウト | 作成日時:2021年1月21日 18時

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