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プロローグ ページ1

あの日のことは今でもはっきりと覚えている。
超大型巨人と鎧の巨人が、僕の住んでいた街、シガンシナ区を襲った、あの日。
あの日僕は、友達と一緒に街の中を追いかけっこしたりして遊んでいたんだ。
その時、一つの大きな雷鳴と共に現れた超大型の巨人は壁の中の人類が想定していた往来の大きさよりも大きくて、50mの壁、ウォールローゼの壁の更に上から顔を覗かせていた。
そして、超大型巨人は壁に作られた門を一蹴りし、壁に穴を開けた。凄まじい風、巻き上げられる砂。その後に待っていたのは、壁の中まで侵入してきた巨人の存在であった。
僕が動けずに立ち尽くしていると、父さんと母さんが僕の手を引いてくれた。壁の方を向きながら走っていたら、今度は別の硬そうな鎧に包まれた巨人がその壁を破壊した。
沢山の壁の一部があたりに飛び散っていくのを見た。
その一部が、こっちに降ってきて、子供ながらに、死ぬんだと、そう思った。
突然お父さんに体を吹っ飛ばされて、何が起こったのかと痛む体を起こして両親を見た。
両親がいた場所には、大きな岩が突き刺さっていて、両親はどこにもいなかった。
足元に、お父さんがしていたループタイが落ちていて、震えながらそれを掴んだ途端、近くにいた調査兵団のおじさんに腕を掴まれて怒鳴られながら逃げた。
あまりに全てが突然すぎて、涙の一つも出なかった。
安心安全な暮らしは超大型巨人と鎧の巨人によって崩れ去り、大好きな両親は目の前で死んでしまった。
何もできない非力で、無力な自分が、死にたいほど憎らしかった。
船の中で、膝を組んで座っていたら、右手側に一人の少年が超大型巨人に向かって泣きながらこう言った。
?「駆逐してやる…!!この世から!一匹残らず!!」
その言葉をすぐに理解した。この子も、誰か大切な人を失ったんだと。
同じくらいの子供だと思った。そんな子がこんなに分かりやすい憎しみと怒りを露わにできている。
僕はループタイを握り、両親に誓った。
両親を死なせるきっかけを作った鎧の巨人を絶対に許さないと、この手で、殺してやると。
流した涙を握りしめた。




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作者名:ハウト | 作成日時:2021年1月11日 19時

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