Unknownに来たPlayerは己の罪を贖罪する

今までの鬱憤全てを剣に乗せて ページ38

ザ「俺はあの部屋へ行く！アンタにはもうウンザリなんだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！嫌いだ！」
そして、少しためをつくり、
ザ「大っ嫌いだ…。」
戦闘が、とうとう始まってしまった。
ポケットに突っ込んだ目を使用する。
『ザッカリー、彼は確かに友だった。HP9000、CP？？』
対する自分のステータスはHP3228、CP86ときたものだ。
圧倒的にこちらが有利すぎる。こちとら攻撃力600越えとかいうチート性能だ。だからといって油断してたら本気で殺されそうだ。
行動力が溜まるたびに攻撃する。だけど決して僕はある部分だけは攻撃しなかった。顔だ。お面の部分に当たる頭部全面を切らないことにしている。彼にとってお面は顔同然なのだから。
剣が当たりそうになり、顔を横に傾けるも、雑に伸びた髪が数本切れ落ちる。
ザ「俺はアンタの存在をどれほど軽蔑してるか分からないか？！アンタは今まででも最悪の人形使いだよ、その1！」
スキルが飛んでくる、左肩に命中し、血を飛ばす。
貴「ッ…アァ゛…。」
痛い。本物の痛みだ。血が暖かい。
ザ「死んでくれ、俺はもうこれ以上アンタと一緒にいたくない！死ね！死ね！死ね！死ね！」
お互いの血が床や壁に飛び散る。剣が血に濡れてよく滑る。
ザ「アンタが嫌いだ。二度とアンタの顔なんて見たくないんだ。アンタを殺す。そうすれば、もうその不細工なツラを拝まずに済むからな！俺と一緒にアンタをあの部屋に放り込んで、アイツに食わせてやる！アンタを缶に詰めて棚に並べて、「動物のエサ」とラベルを貼ってくれるだろうよ！」
システム欄に「彼の怒りが、彼の強さを増しているようだ…。」と表記された。
だが攻撃を続けているうちに気がつく、彼の攻撃が当たってこないのだ。
ザ「失せろ！消え去れ！死ね！アンタが役に立つとしたら、セネカの怒りの標的になることぐらいだ！俺のようにな！」
スキルが飛んでくる。次にくる痛みを想像して、一瞬身構える。
…技が外れた。…何故？
ザ「死ね！それがアンタにできる全てだ！誰もアンタの碑文なんて書かないことを祈る。誰もアンタの死なんて悼まないことを祈る。俺がそう望んでる？いいや、誰もがそう望んでるに決まってる！アンタは嫌われものなんだよ！」
貴「…そうだね。僕は…僕が、ちゃんと死ねばよかったんだけどね。」
渾身の一振りでザッカリーの剣を吹き飛ばした。
戦闘が終わり、オルゴールがドロップした。




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戦いは終わり、敵意は消失する→←恨み言は止まらずに

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