それは歪に作られたもの ページ28
貴「…バッター…？」
思わず声が震える。
あまりの、酷い出来に。
バッターらしき人形は酷いノイズ混じりの声で何かを訴える。
貴「…違う…。」
セ「あぁ、認めるよ。作っているうちに元のデザインからどんどんズレていってしまったんだ。君が飽きないようにと思ったんだよ。」
体はめちゃくちゃにされていて、苦しんでいる事はすぐにわかった。
セ「気に入ったかい、親愛なるその1？」
ゆっくりとこっちに近づく偽物のバッターに対して、否定した。
貴「こんな彼は受け入れられない…。」
セ「問題ないよ。彼はただの人形なんだから、血と肉でできた天然のお人形さ。君は賢い子だ、その1。それが動くたびに出す雑音なんて、知らん顔できると信じているよ。」
…これ以上セネカの言葉を聞きたくなかった。
貴「…本当に、ごめん。」
ハロルドの剣を取り出し、苦しむ彼に向けて剣を振り下ろす。
言葉を理解できずともわかる。切られて痛い、苦しい、助けて、そんな言葉を彼は苦しみながら発するのだ。
貴「…これ以上、苦しまないために…。」
切り捨てた。
セ「なんだと？何故そんなことを！？」
貴「ごめん。酷い怪我だったから。」
セ「お前のために作ったんだぞ、お前は、私の贈り物と休戦の証をありがたく受け取れないほどに愚かなのか？」
貴「君は病んでいる。君は真に病んで、ねじれまがってしまった存在だ。秒針の針が時間を刻むように、君の命も終わりを迎える時が来ている。覚悟しろ。」
鐘の音が、また鳴った。
最初の部屋に戻されたのだ。
貴「…怖かった…。」
正面右よりもさらにその隣の入り口が開いた。
中には巨大化したセネカが待ち受けていた。
セ「あぁ…来たな。一体これから何をしようというのだ？」
貴「君を倒す。君の命が終わると言ったのは、冗談なんかじゃない。」
セ「…大変けっこう、正々堂々といこうじゃないか。」
戦いが始まる……と思ったのに、最初部屋に立っていた。
貴「！？」
セ「冗談だ。」
…戦うぞ、という気持ちを存分に踏み躙られて複雑な気分だ。
今度は右下の通路が開いていたので入る。
セ「親愛なるその1、お前はこの部屋を以前に見たことがあるかもしれない、これとは違う色合いで見たことがあるかもしれない、その中で誰かを見たかもしれない。もしくは、お前の人生でこんな部屋は見たことがなちかもしれない。いずれにせよ、その部屋にはお前に見せたいものがあるのだ、その1。向こう側の壁に扉があるのが見えるか？その扉をくぐってみるといい。」
扉に近づくと、沢山の悲鳴が聞こえた。
部屋の中には誰もいなかった。
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ハウト(プロフ) - 匿名さん» Unknownを無事にプレイできたみたいでよかったです！こちらこそ閲覧していただきありがとうございます！ (8月23日 11時) (
レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - お返事ありがとうございます！お礼の返事が大変遅くなり申し訳ございません……。あの後何とかダウンロードも済み、エンディングまで到達出来ました！丁寧に何もかもありがとうございます！それと貴方様の作品大好きです、本当にありがとうございました！！ (8月22日 17時) (レス) id: 170fbc7912 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» きっとたくさんダウンロードの方法を調べて調べてそれでも分からなくて僕に聞いてくれたんですよね。大丈夫ですよ。困った時はお互い様です^ ^パソコンで出るダウンロードの方法はややこしいところがあるので、必要な部分だけ書いておきました。長文失礼致しました。 (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» それでももしプレイできないというのであればRPGツクールのランタイムパッケージ（RTP）と呼ばれるデータをあらかじめパソコンにダウンロードしておく必要があります。RTPはゲーム毎に違う場合もありますので一応全部入れておいたら出来ないということはないかと。 (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» 僕は大体ドキュメントに開いたデータを入れて、ドキュメントからゲームをプレイしています。ただしUnknownは全て言語が英語ですのでこの小説でなるべく殆どの言語を翻訳済み（ルート毎の会話は載っていなくてすみません。） (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハウト | 作成日時：2018年9月28日 20時
