検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:2,113 hit

盲目のエルセン ページ21

幸福のチケットがあった建物よりも左の最奥にある建物へとやってきた。
建物の中にはエルセンが一人、椅子に座っていた。
貴「…こんにちは。」
盲「ああ…こんにちは。嬉しいなぁ、お客さんが来るなんて。」
ザ「この土地は渇ききってるな…。住民達がどこにいるか知らないかい?」
盲「うーん…さぁ…。」
ザ「何かがおかしいな。俺は会話ができる。理解力だってちゃんとあるはずだ。少なくとも何を言ってるか分かる程度には。」
バ「彼らは理解していない。」
ザ「ここで何が起きているのかを教えてくれ。」
盲「うぅ…あんまり…猫のお面をつけた人には言いたくないんですが、でも……ええと、新しいガーディアンが来てくれたんです。あの方は…友好的じゃありません。でも文句は言えない…。あ、あの方は僕達を地獄から救い上げてくれて…守ってくださったんです。たぶん、みんなあの方が住む所に行っているんじゃないかと…。」
ザ「それはどこだい?」
盲「わ…分かりません…本当に。一度、倉庫であの方を見かけたことがあるだけで…。」
貴「…とりあえず、倉庫に行ってみよう。さっきここに来る前に看板があった所だろうし。」
ザ「あぁ、そうだな。」
建物を出て右へ進み、倉庫と書かれた看板の建物へ入る。建物の奥へ進み、奥の部屋に着くと、嫌がるような悲鳴に近い猫の鳴き声が聞こえた。
ザ「…!!」
奥にはセネカに詰め寄られるオブザーバーがいた。
セ「ウォッチャー…オブザーバー…お前は何を望んでいる?力か?美か?愛か?何故あのような滑稽な愚か者どもに手を貸そうとする?もっといい選択肢があったろうに。私ならお前が心底望むものを与えてやれるぞ。」
オブザーバーは一歩身を引き、
オ「いいえ、私はもう、あなたとあなたの黒魔術が生み出したものを受け入れられません。あなたの意志は悪で汚れています。彼らの意志は、それとは違い良いものです。どうか…それ以上こちらへ来ないでください。」
嫌がるオブザーバーに対してセネカはより詰め寄る。
セ「嫌だ、もっとそばに行きたいのだ。」
オ「やめて…。」
殺意が湧き上がる。
あの狐を残酷に引き裂いてやりたい。
貴「…殺す…。」
ポツリとそんな言葉が漏れた。
ザ「彼女を助けなきゃならないってのに、この障害物が邪魔で進まない!」
バ「見ていることしかできないのか。」
この障害物の類は何かしらの仕掛けによるものだ。破壊は不可能だ。
ザ「その1、アンタは何かいい考えはないのか?」
貴「…図書館に、スイッチがあるかもしれない。」
それだ、とばかりに一行は図書館へ向かう。




無力を噛み締めるばかり→←オブザーバーの試練


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:OFF派生 , Unknown , ハウト
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハウト(プロフ) - 匿名さん» Unknownを無事にプレイできたみたいでよかったです!こちらこそ閲覧していただきありがとうございます! (8月23日 11時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - お返事ありがとうございます!お礼の返事が大変遅くなり申し訳ございません……。あの後何とかダウンロードも済み、エンディングまで到達出来ました!丁寧に何もかもありがとうございます!それと貴方様の作品大好きです、本当にありがとうございました!! (8月22日 17時) (レス) id: 170fbc7912 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» きっとたくさんダウンロードの方法を調べて調べてそれでも分からなくて僕に聞いてくれたんですよね。大丈夫ですよ。困った時はお互い様です^ ^パソコンで出るダウンロードの方法はややこしいところがあるので、必要な部分だけ書いておきました。長文失礼致しました。 (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» それでももしプレイできないというのであればRPGツクールのランタイムパッケージ(RTP)と呼ばれるデータをあらかじめパソコンにダウンロードしておく必要があります。RTPはゲーム毎に違う場合もありますので一応全部入れておいたら出来ないということはないかと。 (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» 僕は大体ドキュメントに開いたデータを入れて、ドキュメントからゲームをプレイしています。ただしUnknownは全て言語が英語ですのでこの小説でなるべく殆どの言語を翻訳済み(ルート毎の会話は載っていなくてすみません。) (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハウト | 作成日時:2018年9月28日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。