Unknownに来たPlayerは己の罪を贖罪する

初めてのバーント ページ13

エ「あー、僕は…、僕、僕が……もっと近くに……来てもらえません？」
思ったより声が吃っていて聞き取りづらい。
対話の距離まで詰め寄る。
エ「あー…そうです…。」
ザ「ここで何が起きてるんだい？」
エルセンは首を横に振りながら、
エ「わ…分かりません…分からない…。」
ザ「突然、全てのものと人が復活した。そしてみんな随分と幸せそうに見える。前よりもな。何があったんだ？」
エ「はぁ…僕たちには…新しいガーディアンができたんです。僕たちを、守ってくれる。彼はとっても優しいんです。僕たちにたくさんのものを与えてくれた。」
新しいガーディアン、それを聞いて嫌な予感と鳥肌が止まらない。
一番目は怪訝そうにしているし、三番目は落ち込んでいる。
ザ「それが誰なのか想像がつくぜ。よく聞いてくれよ、あいつはアンタらが思ってるようなやつじゃあない。あいつは敵なんだ。俺とその1を殺そうとした。」
エ「その1…？」
エルセンがこっちを向く。
視線を感じて思わずビクリと体を震わせる。
ザ「あいつはここにいるのかい？」
エ「は…い…、僕がここにいるのは……彼を守るため…。」
ザ「そこを通してくれ、アンタの言う新しいガーディアンとやらに、少し話があるんだ。」
エ「できない…、…そんなこと…、僕達の世界を取り戻してくれたあの方には、指一本触れさせない。」
その瞬間、不安やストレス、恐怖が爆発したのだろう。
首に亀裂が入り、頭が吹き飛んだ、吹き飛んだ首からは真っ黒な穢れの元のようなものが溢れ出る。
貴「…うわ…。」
セネカの時とは違い、人型を傷つける事に少しだけ躊躇する。だが冷静になり、バーント化したエルセンは基本どんな形であれ助けることは無理だ。ハロルドの剣を構え、エルセンを切りつける。時折攻撃が飛んでくるが、攻撃力最高と速度最高に当てるにはもっと速度がいる。
ヒョイッとかわすが、たまに掠る。
最後の一撃はザッカリーの斬撃だった。
エ「はぁ…失敗しました。セネカ…。」
バシュ、と肉をきりさく音が響き、エルセンは消失した。
ザ「さぁ、先へ進もう。」
坑道を進む。
進むうちにどんどん先が暗くなっていて、1mから先はほぼ闇だった。
ザ「逸れないように手でも繋ぐか？」
貴「いい、そもそも入り口が一箇所しかないエリアで逸れても出口で待ってれば会える。」
ザ「ハハハ、確かにな。」
道中の箱にはビー玉ぐらいのオーブが一つずつ入っていて、それぞれ、乙女座、山羊座、蠍座、天秤座、双子座、牡牛座のオーブが入っていた。
暗いが手元はギリギリ見えるので鞄へとしまい込んだ。




次

臆病な元浄化者→←敵の名はセネカ

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す