キセキの世代には隠れた天才がいました (ページ3)

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入部して数日後～ページ3

先「最後、君の名前は？」
貴「僕は白黒零です。秀英小出身、ポジションはどこでもいけますよ。」
先「これで全員だな、それでは今から全員走り込みに行ってもらう。」
割とハードでした。でもそこまで苦しくないのは昔っからの姉のせいです。(主人公には姉二人、兄三人、弟四人います。)
貴「余裕かなぁ…。」ﾎﾞｿｯ
その後どんどん昇格して一軍になってました。
貴「あれ、あの子見たことないなぁ～。ねぇ君今日から一軍？」
？「えっあ、はい。黒子テツヤって言います。」
貴「僕は白黒零だよ～、タメ口でいいから、同じ一年だしね。」
赤「お前はもう少し言葉使いに気をつけろ。」
貴「ごめんね、赤司くん。」ﾆｺｯ
なるべく緊張させないようにフレンドリーに接したつもりです。
青「白黒、次マラソンやっぞー。」
貴「うえっ、本当？やらないと怒られるんだよね～、怒られた事ほとんどないけどさ。」
青「お前根は真面目だもんな。」
貴「あはは…。」
二人がマラソンに行く。
黒「あの二人は仲がいいんですね、それにしても…。」
赤「どうした？」
黒「いえ、あの白髪の…白黒さん、あまり聞かない名前なのに一軍ってすごいなぁと、思ったんです。」
赤「白黒？あいつは小学校は秀英出身とか言ってたが秀英自体あまり知られていないから多分本人には実力があって、チーム自体は弱く、その本質を発揮できなかった…という所だろうな。」
貴「それはないよ～。」
黒「うわっ！」
貴「ちょっと凹むよぉ、そんな言い方されたらさぁ。」
赤「知られてないのは事実だろう。」
貴「うーん、知られてないっていうか…どの写真にも顔が映らなかったって言うか…。」
黒「え？」
貴「僕ねー、写真に嫌われてるんだ～、今度アルバム持ってきて写真見せてあげるね～。」
赤「写真に嫌われているって何があったんだ？」
貴「強いて言うなら、何かしら運が悪いって言うか…。」
赤「歯切れが悪いな、はっきりしろ。」
貴「うぇい…、写真に顔が映らないんだよ。葉っぱだったり水だったりブレたり壊れたりフィルムがなかったり後ろ向いてたり髪の毛で見えなかったり僕自身が居なかったり…。写真はあっても僕自身の正面顔がなくて活躍してもどうやったのかがみんな分からなかったり、カメラマンでさえ僕の存在が見えてないって言うか…。」
黒「影が薄いって事ですか？」
赤「こいつの場合影が薄いわけではない。」
貴「普段は問題ないけど試合になると途端に居ないって言われるなぁ～。」

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