ジュウハチ ページ20
________
着いたのはどこか山奥。
すぐ近くから禍々しい気配がする、検非違使だ。
自分一人では倒せないが、折れる事を覚悟して夜蝶は来ている。
三日月は何処かに行っていた、あと一撃で自分はもう折れる。
最後に話したかったなぁ、なんて考えながら刀を構える。
『かごめかごめ…カゴの中の鳥居は…
いついつ出会う…夜明けの晩に…鶴と亀が滑った…後ろの正面だァレ?』
なんとか避けていたが油断してしまった、
心の臓がある、左胸のところに刀が刺さっていた。
『お慕いして、おりん…す……みか、ず、き…さマ』
夜蝶宗近は検非違使によって刀剣破壊。
政府の役人が見つけた時には、傍らで闇堕ち済の三日月宗近が居たという。
この件は、蝶と月の破壊事件と名ずけられ
今でも審神者会では有名だ。
夜蝶宗近と三日月宗近の居た本丸の審神者は、
黒だと言う事で、政府に連行され今は牢屋にいる。
審神者は情緒不安定な状態なのか、
「蝶と月が居る…俺を眺めてくるんだ」
と発言しているが、実際の詳細は不明。
今回の事件は、ブラック本丸に顕現された
哀れな夫婦刀の他の刀剣を守ろうとした結果起きた事。
という事で事件は開幕した。
担当役人 黒月 と 黒蝶 。
_______________________________________
231人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らいあげポテト | 作成日時:2019年6月16日 3時