銀の薔薇

歪ﾐｶﾞﾆ ページ3

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「__きて、______、お__て、姉さん、起きて、！」


『ｯ………ん、？朝…イレブン、おはよう……』


「おはよう、姉さん！」



朝、私を起こしてくれるのは…私の弟、イレブン。

決して寝起きの良くない私を毎日同じ時間帯に起こしてくれる。



『おはよう、イレブン…いつもありがとうね、』


「お礼なんて要らないよ！

それに、僕がしたいからしてるだけだし……」


『ふふふっ、……そういえば、今日はあの日だったね…

あんなに小さかったイレブンも、こんなに大きくなったなんて……。』



そう言って、腰の辺りまで手をあててみると、


「そ、そんなに小さくなかったよ、！」


と、顔を赤くしながら言ってきた。

これだから止められないの、反応が面白いから。


「と、ｯとにかく、！姉さんも準備してね！！

僕とエマの晴れ舞台…？なんだから！」


『はいはい、着替えるから降りようね〜』


「それじゃあ、また後でね！」


『はーい、』



イレブンが降りていっ事を確認してから、ｸﾛｰｾﾞｯﾄを開けた。

中には、何故か毎年…ぴったりのｻｲｽﾞで送られてくるﾄﾞﾚｽとﾃｨｱﾗ、ﾛﾝｸﾞﾌﾞｰﾂ。

そして、物心ついた頃から必ず持ってある杖も。

それらを着用し、元着ていた服を畳むと、母の居る台所へ向かう







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