【文スト】探偵社員(仮)

第3話 おつかい ページ5

貴方 side


私は今、社長室にいます。

一対一、社長と向き合っております。

すごいでしょ？

「A」


『はい、何ですか？』

「特務課からの依頼でな、此奴を捕まえて欲しいとのことだ」

捕まえる。

捕獲か、

殺すより数百倍もマシだな。

『了解です』

そう言い、資料を持ち部屋から出ようとすると声をかけられる

「…無理はするなよ」

『はい。
気をつけます』


私はそう告げ、茶色のグラデーションがかった肩までのボブの髪を揺らし、その場から出ていった。


「人は他人に迷惑を掛けない範囲で
自由である」


そう呟いていたとは知らずに＿＿＿＿＿


ーーーーーーーーーーーー

ーオマケー
(会話文のみ)

「あ、社長室からAが出てくる。
太宰ー、準備したら？」

「任せてくださいよ乱歩さん！」

「はぁ、本当に懲りないネェ」

「あはは…」

『失礼しました』

「Aちゃぁーん!!!!!!!!!!!!」

『異能力。』

「すみません(土下座」

「あははははははっ!!!!!!!!!!!
お腹wお腹痛い!!!wwwwやばいっw」

「相変わらず、本当に懲りないネェ」

「すごいです！
夢にも負けず、愛にも負けず。
社長の威圧にも負けず！」

「・・・え？」

「太宰」



「ギャァァァア！！！！！！！」

その後、太宰は断末魔をあげて姿を消してしまった。

以後、見たものはいないらしい。


「死んでないよ？！」

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