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その後詳しく聞いてみたところ、
血を飲まなくても特に支障なく生活ができ、血はただの好物だということ。
日光はあまり得意ではないが、灰になったりはしないということ。
などがわかった。
「あ、でも吸血鬼っぽいところもあるんですよ!ボクとかは普通の人より回復がちょっと早いんです!」
そう一生懸命主張するのは可愛らしい顔立ちをした向坂椋くん。
あの後なんだかんだ全員揃って、軽く自己紹介をしてもらった。
外国人や今をときめく俳優までいるとはさすがに思いもしなかった。
「おーい春組集合ー!風呂の時間だぞー!」
それから、この家は春夏秋冬でグループ分けをしているらしい。
なんでも家事や風呂の時間などを分担する為だとか。
「おい、速水。」
『はい。なんでしょうか。』
今私に話しかけてきた説明なり説教なりをしてくれた人は古市さんというらしい。
「今日はどうせ森から出られないだろうから泊まっていけ。風呂は冬組の後に入れ。」
『ありがとうございます。あの、着替えや部屋はどうすれば?』
「着替えは瑠璃川のを借りろ。部屋については後で決めておく。」
『わかりました。』
なんかすごく至れり尽くせりだな。
ちなみに、少し前に伏見さん手作りの夕食まで食べさせて貰った。
今まで食べた中で1番と言っていい程美味しかった。
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作者名:りおた。 | 作成日時:2020年1月31日 18時