A級ソロは天才 4

176話 ページ34

C級の子達を少し近くまで移動してもらってると何処からか泣き声が聞こえた

『！…修君ごめんもう少し1人で耐えてもらってもいい？』

「えっ」

『急でごめん。でも、私がいなくても君なら出来るよ。それに後もう少しで“あの人達”が来てくれる。それまで遠距離でだけどフォローもするつもり…いけそう』

「…はい！」

『よし、いい返事だ！ごめんねここはよろしく！』

それから私は声がした方へと向かって走って行った。






「夕華先輩はどこに向かったんだ…」

《恐らく人命救助だ。微かに何かの声が聞こえた》

「そうなのか！？…先輩1人で大丈夫だろうか」

《大丈夫だろう。人1には〈悲衰〉がある。それにこういう場所を何回も経験している》

「えっレプリカ、それはどうい《来るぞ》！」






しばらく声がした方を探して走っていると

「お、おかあさんー！どこー！」

という声が聞こえた

『いた！』

その子の方に向かうとちょうどモールモッドが襲おうとしていた

『〈悲衰〉！盾』

女の子の前に盾を出して防いだ。そして刀を抜いて切り倒した

『よし……君大丈夫？』

「う、うん…おっおねえちゃんは…？」

『私？私はボーダーだよ。もしかしてお母さんとはぐれちゃったの？』

「うん……おかあさん…ｸﾞｽ…ｸﾞｽ…」

『そうなんだね…』

この辺りにはこの子以外は人の気配はない。じゃあ避難所にいるかその途中かだな…

『ここは危ないからお姉ちゃんと安全な所行こうか』

「で，でも…おかあさんが…」

『大丈夫だよ。お母さんには絶対会える』

「ぜ、ぜったい？」

『うん。絶対だからお姉ちゃんと一緒に安全な所行こう？』

「うん…」

『そうだ名前聞いてもいいかな？』

「あ、あいな…」

『あいなちゃんか。かわいい名前だね！私の名前はAって言うんだよろしくね』

「Aおねえちゃん？」

『そう！じゃあちょっとごめんね』

と言ってあいなちゃんを抱っこしてそのままジャンプして屋根をつたって走り出した

「おねえちゃんすごい…Aおねえちゃんって忍者なの！」

『ﾌﾌｯ 残念ながら忍者じゃないんだよね〜ただ』

後ろを向いて

『こんな風に武器を操る“魔法使い”かな』

そう言った瞬間に後ろの方にたくさん剣を出して背後の敵と修君の方にも何本か送った

「ま、まほうつかい･*:･*:*･！！」

『そうだよ〜お空は飛べないけどね』

「それでもすごい！！」

『ありがとう〜』


　

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