44話 ページ48
三雲君はこの3人の反応に驚いてるみたいだ。でも…やっぱりこの3人は知ってたんだ……ここに来た時、聞かなかったけど、この3人のことはあの人から聞いてたからな。
「『空閑』…『空閑有吾』か……⁉」
『(あぁ…懐かしい……)』
「クガ…？何者ですかな。そのクガとやらは？」
「我々にもご説明願いたいですねぇ」
「空閑有吾…有吾さんは……4年半前にボーダーの存在が公になる以前から活動していた。いわば“旧”ボーダーの創設に関わった人間。ボーダー最初期のメンバーの1人だ。私と林藤にとっては先輩にあたり城戸さんにとっては同輩にあたる」
そっか…城戸さんと有吾さんって同輩だったんだ。
「有吾さんは……その子の親は今どこに？君は聞いてないか？」
『！』
つい私は三雲君の方を向く変な期待を持って
「空閑の親父さんは……亡くなったと聞いてます。」
「⁉」
「…！」
『ぁ…』
やっぱりなんだ…諦めいや落胆に近い声が出てしまった。迅さんがこっちに視線を向けてくる、それに気づいてすぐに何食わぬ顔をして誤魔化す
「……そうか…しかしそういうことならこれ以上部隊を繰り出す必要はないな。有吾さんの子と争う理由などない。」
「……まだ空閑の子と確認できたわけではない。名を騙っている可能性もある」
「それはあとで、調べればわかる事だ。迅、A、三雲君“つなぎ”をよろしく頼むぞ」
「……はい！」
「そのつもりです忍田さん」
『了解です〜』
「…では解散とする進展があれば報告するように」
進展ね…
『((迅さん先行ってて…』
「…おう、玉狛で待ってるぞ」
そして迅さん達が行くのを見て忍田さんと林藤さんに待ってと目線で送るそれが伝わったのか、止まってくれる。
『城戸さんさっきの件でちょっといいですか？』
「何かね」
『もし私が城戸派に着くって言ったら空閑遊真のこと諦めてもらえますか』
『！！／⁉ 』
みんな驚いてこっちを見る。こう言い出すとは思っていなかったみたいだ。
「それは難しい相談だ。仮にもし君がこちらに来てくれたにしても黒トリガーの件は無くなりはしない」
『珍しく素直ですね〜…じゃあこの話はなかったということで』
「あぁ、他にないのなら帰りたまえ」
『はーい』
と言って入り口の近くまで行って
『そうだ、最後にもう一つ』
「…何かな」
『馬鹿なことするなら、こちらも手段は選びません。あまり私を怒らせないでください。私を失って困るのはそちらですから…では』
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彼岸(プロフ) - すいません。気づきませんでした…私はなんてバカなミスを……教えていただきありがとうございました！早急に直します！ (2021年8月6日 20時) (
レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - ラッド事件のところです (2021年8月6日 18時) (レス) id: 7da2eafba5 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - ラービットって大規模侵攻(アフトクラトル戦)で出てきたトリオン兵ですよ。ラッドでは？ (2021年8月6日 18時) (レス) id: 7da2eafba5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - rinto*さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきますので、楽しみにしていてください！ (2021年3月1日 12時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
rinto* - 面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年2月28日 12時) (レス) id: 0adec495e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2021年2月25日 9時
