34話 ページ38
「未来………⁉」
『信じられないだろうけど、そうなんだよね。この人は未来が分かる。たぶん昨日三雲君がこの子、空閑君に会うのを見てたそれもイレギュラー門の原因も分かるって言う未来を。だから昨日あんな事言ってたんだよ。この人は』
「Aの言う通り、イレギュラー門の謎を教えてくれるって言う未来が見えた。それがたぶんこいつの事だ」
と言って遊真の頭をわしゃわしゃし始める。
「！ じゃあ空閑おまえ……突き止めたのか⁉原因を！」
「うん、ついさっき」
やっぱり、でも遊真がと言うよりレプリカが見つけてくれたの方が正解かな。そして遊真は右手に持っている物を持ち上げてこちらに見せてくれた。
「犯人はこいつだった。」
『(やっぱり……)』
「………⁉なんだこいつは……⁉トリオン兵…⁉」
「詳しくは私が説明しよう」
そう言ってレプリカが出てきて説明をしてくれる。話を聞き終わると
「じゃあつまりそのラッドを全部倒せば……」
「いや〜きついと思うぞ」
《ラッドは攻撃力を持たないいわゆる雑魚だが、その数は膨大だ。今探知できるだけでも数千体が街に潜伏している》
「数千………。」
『うわ〜そんなにか〜』
「全部ころそうと思ったら何十日もかかりそうだな」
『いや、そうでもないよ』
そう答えるとこっちを見てくる
「Aの言う通りめちゃくちゃ助かった。こっからはボーダーの仕事だな。」
『そうですね。では迅さんまず私が先行して数を減らします。なので急いで本部に行って報告をお願いします』
「了解」
『三雲君とゆ…空閑君は私と一緒に着いてきて』
「はい！／……わかった」
そう指示してトリガーを起動する。迅さんも起動して本部に向かっていった。
『さて、じゃああんまりボーダーの人が来ないようなところまで移動しよう』
2人と一緒に移動しながら
『三雲君は多分後からトリガー起動するよう指示が入るからそれまで私の近くにいる事。空閑君は絶対私達の目の届く所にいて、本部にバレでもしたら大変だからね〜』
よし、ここら辺かな〜と止まって確認する。サイドエフェクトのおかげでなんとなくの位置は分かる。本当なら今回の件私1人で全部対処するつもりでいた。でも昨日イルガーが来た事によって排除するのに時間指定がついた。それで1人ではなくみんなで対処するという事になったから動くにも動けなかった。だから今回遊真とレプリカがいてくれたのは本当にありがたかった。
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彼岸(プロフ) - すいません。気づきませんでした…私はなんてバカなミスを……教えていただきありがとうございました！早急に直します！ (2021年8月6日 20時) (
レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - ラッド事件のところです (2021年8月6日 18時) (レス) id: 7da2eafba5 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - ラービットって大規模侵攻(アフトクラトル戦)で出てきたトリオン兵ですよ。ラッドでは？ (2021年8月6日 18時) (レス) id: 7da2eafba5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - rinto*さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきますので、楽しみにしていてください！ (2021年3月1日 12時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
rinto* - 面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年2月28日 12時) (レス) id: 0adec495e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2021年2月25日 9時
