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慶ちゃん家 ページ26
「慶ちゃん服貸してー」
慶 「いいよ」
.
「いい匂い」
慶 「何時に家帰る？送ってくけど」
「んー今日オフだからなー
ずっと居てもいい？」
慶 「別に…いいけど」
「やったあ、慶ちゃん大好き」
後からぎゅっと抱きしめられた
慶 「A…」
「んん、言わないで」
男としてじゃないくて
女としてのAみたいだ
慶 「A…」
「慶一郎…」
俺の首にポタっと冷たい何かが落ちた
Aの
涙だ
俺は後に振り返って
手で涙をふいて
そっと口にキスをした
「っ！」
慶 「あんまり無理しないでよ」
「慶ちゃん！」
俺はAには答えられなかった
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作者名：ゆり | 作成日時：2018年1月17日 7時
