首輪の犠牲者 「いい人なの」 ページ32
Aside
私は自分の双剣を探しにさらにオークション会場の奥に入っていく
？「お願いだ…ここから出してくれ…」
？「もう何ヶ月も陽の光を見ていないんだ、頼む。助けてくれ」
？「ねーちゃんどうやって檻からでたんだ…鍵もってるなら、出してくれ…」
A「…」
何十人の種族の違う人達が集められていた
？「…A…」
A「…え？」
？「A、Aでしょう…？羽がなくても分かるわ」
A「…っ！」
そこに居たのは、羽の生えた空の住人。私がいた「トルービルド」出身者
A「セイバー…どうしてここに…」
セイバー「あの時、下界に落ちたのはあなただけじゃなかったってこと…下界に落ちて様々なことがあった。」
セイバーはボロボロにむし散らかされた己の羽を握りしめる
A「…」
ー回想ー
A「お願いです！やめてください！」
？「高く売れるにきまってる！なにせ空から来たらしいな！この羽、一体いくらで売れるんだ？！」
ハル「おい！やめろ！！はなせ！」
ーーーー
A「きっと、あなたも同じ目にあったのね」
セイバー「…今、Aはなにをしているの…？もう私たちの住む場所はないのに」
A「…今は…海賊…。やってる」
セイバー「海賊…？」
A「そう、今はあの剣を探しに来た」
セイバー「そうか…」
A「…」
A「セイバー、ここから逃げて一緒に海賊、やらない？下界はいい人もいたんだよ」
ハル「おれはまだ認めていない」
セイバー「人間…下界のものとつるむつもりは無い。Aは…下界のものと一緒にいるの？どういう心境だ」
A「…私が今一緒にいる人は本当にいい人なの。顔には出ないけど、行動も分かりずらいけど、私のことを考えてくれる人なんだ。だからきっと…」
セイバー「お断りする。私はもう帰る場所もないの。だからこの檻の中で過ごすわ」
A「ダメだよ、こんなところ、本当に下界の人間の汚い部分だよ。外へ出て、一緒に行こう」
セイバー「…いいんだ。もう。もう疲れたんだよ」
A「…セイバー…？」
かっちかっち
セイバーは首輪に触れた。私やケイミーちゃんにもつけられていたあの首輪だった
かっちかっちかっち
A「な…！」
セイバー「…思えば、私たち、だいぶ苦労してきたね…」
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リリア - 主人公の明るさと可愛さが好きです。付き合ってくださいと画面に言いそうになりました。ガチです。あと、文字が可愛くて読みやすくて好きです。2度目の告白です。ありがとうございます(?)これからも投稿頑張ってください。応援してます！ (2022年11月21日 16時) (
レス) @page34 id: 67e64b8ce4 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - とても、いいお話です！ (2022年8月27日 2時) (レス) id: a87d0e1dea (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - 続きが気になります。お願いします。 (2022年8月27日 2時) (レス) id: a87d0e1dea (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もっと、みたいです！ (2022年8月27日 2時) (レス) @page34 id: a87d0e1dea (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - マッサージで何を想像してるだよｗｗ (2021年9月19日 12時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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