32 鬼と決意 ページ34
驚く伏黒にAは続ける
『うん、愈史郎さんは"ある人"が鬼にしたの
それは鬼舞辻じゃなくて、その人が唯一鬼に出来たのが愈史郎さん』
伏黒「……大丈夫なのか？」
不安げに警戒する伏黒
『愈史郎さんは、人を喰わない変わりに少量の血を摂取するだけでいいの』
伏黒「血…」
『うん、今は鬼殺隊の隊士や隠の人達の血を少しだけ貰ってるの』
未だに警戒の解けない伏黒に愈史郎は機嫌が悪そうに言う
愈史郎「ふん、俺を涎を垂らし醜く血肉を喰らう奴らと一緒にするな」
『まぁまぁ…』
愈史郎「そもそも、何故此奴らに俺達の情報を渡したんだ
奴らは政府も絡んだ組織だろ、政府非公認の俺達の情報を易々と公開してなんになる」
さらに、機嫌が悪くなる愈史郎
『仕方ありません、鬼の勢力が"あの時"のように増しています
それに、呪霊と鬼が組んでいる可能性があるのです
そうなってしまった場合、お互いがお互いに対処のしようがありません』
愈史郎「ふん！気に食わないな！」
そういいA達を置いてスタスタと歩いて行ってしまう愈史郎
伏黒「………鬼、なのに人間を嫌っているのか？」
『…愈史郎さんは人間が嫌い…と言うよりかは、"ある人"を心の底から尊敬し信頼し愛していたんです』
"その方は、もうこの世にはいません"
そう呟くように言ったA
伏黒はそんなAを見て少し罪悪感を感じた
伏黒「……(鬼殺隊は
『愈史郎さんは凄い人なんです』
伏黒「？？」
『昔、鬼を人間に戻す薬があったって話しましたよね？』
伏黒「あぁ」
『その時、愈史郎さんもいたんです』
伏黒「は！？」
『ふふっ、その薬を作った時にいたんです
だから、今は唯一……って訳ではないんですけど…
しのぶさんと愈史郎さんにしか、あの薬は作れないんです』
伏黒「…だから、鬼の血を」
『はい、愈史郎さんならきっと作ってくれます
愈史郎さんの為にも、鬼に変えられた人達のためにも、仲間のためにも……この戦いを終わらせたいんです』
"決意"を表すA
そんなAに伏黒は黙って見ていた
伏黒「……(此奴も……虎杖と同じ、善人だな…鬼になった人までも救おうとしている)」
『………もう二度と……』
伏黒「……？？」
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yukino(プロフ) - ホノハさん» 作者様からのお話のチャプターを消すということであって，小説を消すことではないと思います。（わかりませんが） 横からすみません！ (2022年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 717c487f9a (このIDを非表示/違反報告)
ホノハ - 消さないでほしいです！🥺すごく面白かったから！😟 (2021年12月28日 14時) (レス) @page36 id: 8dccd387ce (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください (2021年9月22日 14時) (レス) @page36 id: 5c7244dd07 (このIDを非表示/違反報告)
來楽斗(プロフ) - メリエリさん» すいません！！コメント返せてなかったです！(TT)自己満ですが、楽しんで頂けて嬉しいです！更新頑張ります！！コメントありがとうございます！ (2021年6月22日 21時) (レス) id: af6fc101a8 (このIDを非表示/違反報告)
メリエリ(プロフ) - すごく面白いです！呪術廻戦と鬼滅の刃の絡め方が特に！！更新頑張ってください！ (2021年6月19日 18時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來楽斗 | 作成日時：2021年4月26日 9時
