【呪術師】？いえ、【鬼殺隊】です

23 嫌いです ページ24

夏油「目覚めたかい？悟」

五条「傑…なんで邪魔すんだよ」

夏油「仕方ないだろ？そもそも、呪術無しと言ったのは悟だろ？」

五条「あ？…無下限使ってねぇだけマシだろ」

五条の言い訳に夏油はため息がでる

『大人気な……』

五条「あぁ？」

ボソッと言ったA

だけど、その声は五条に聞こえていたようで五条から低い声がでる

『いえ、なにも』

五条「僕が無下限使ってたら触れることすら出来ないからね」

『そうですか、ですが、その無下限の前に呪術を使わないと言ったのは五条さんです
あの攻撃を防げたからいいものを、私があれを喰らっていれば……どうなっていたでしょうね』

Aの言葉に鬼殺隊が反応する

『その無下限でも………勝てますか？』

その言葉に鬼殺隊の全員が五条を見る

その視線には、殺気が含まれていて

視線だけで、"Aがやられたら殺るぞ"と言っているようだった

五条「！……あー、怖い怖い、てか、まず"味方"でしょ？」

『そうですね、"味方"ですが…………鬼殺隊に仇なすのであれば、それ相応の対処をしますよ』

ニコッと笑うAだが、それは忠告のようにも見て取れる

夏油「はぁ…なんで、そうギスギスしてるんだい？
模擬戦をしただけなのに」

『………冗談です』

Aが微笑むと場の空気が軽くなる

『まぁ、でも……私、五条さんは嫌いです』

五条「あぁ？つか、今の流れでそれ言うか？普通」

『え？だって、言わないとわからないですよね？』

五条「こいつ！！」

虎杖「五条先生、どうどう！！」

拳を握る五条を宥める虎杖

虎杖の言葉にその場にいた全員が(虎杖、それは違うと思うぞ)と心の中で突っ込む

『そうですよ、どうどう…』

Aが虎杖に続いて言う

Aの言葉に五条の周りが氷のように寒くなる

高専の皆は五条が切れているとわかったが、鬼殺隊…特にAは気づいていない

狗巻「おかか！！！おかか！おかか！！明太子！」

狗巻がAと五条の間に入り必死に手を振っている

『？？？どうしたんですか？』

狗巻「おかか！！明太子！！高菜！」

必死におにぎりの具を叫ぶが生憎Aはその意味を理解出来ない

『？？？伏黒くんわかりますか？』

Aは理解出来ずに伏黒に通訳を頼む

伏黒「わかる、けど………」

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