過去編 パート 16 ページ31
ク「A体術は出来るか？」
『何それ？』
聞いたことない
ク「今までで１番重かったものは？」
な、なんか質問された
1番重かった物？
『わからない。あまり物を持つことがないから、』
いつも持っている物と言ったら人形くらい
あそこの岩は多分持てないと思う
ク｢そうか｣
少し沈黙が続いた
『団長？どうしたの？』
僕はその沈黙に耐えられずどうしたのかと聞いてみた
ク「あ、いや何でもない A明日から修行だ」
『修行？って何？』
僕は修行という言葉を聞いたことがない、今まで必要がなかったからなのだろうけど、
頭の中がハテナでいっぱいだった
大きな音がした
旅団のみんながコケた
一部の人はこけてない
えっなんかみんなこけた？
どうして？
ノ「お前修行も知らねぇのかよ！」
ノブナガに馬鹿にされたのはちょっと気にくわないけど
『うん知らない』
僕には知らないことが山程あるのだろう
育った環境が環境だからね
僕に言葉や生きることを教えてくれたのは人形たちだから
マ「修行は簡単にいうと鍛えることだよ」
マチが優しく教えてくれた
『へぇ…』
と僕は興味がないと言いたげな顔をした
鍛えるってどんなことをするのかな、
めんどくさそう
ク「Aめんどくさそうな顔をするな これは団長命令だ」
そんな顔してた？
ここで団長命令は使わないで欲しかった
僕はめんどくさいことは嫌いだ
でも、僕は戦い方を知らない。このままだとみんなに迷惑かけてしまう。みんなに捨てられる、団長に嫌われる。
そんなことを思いながらも
ク「明日の朝からするからな！朝居なくならないように！」
『えーヤダ』
やっぱりしんどいことは嫌いなので少し抵抗してみた
ク「逃げたらお菓子抜きだ！」
『えっ？それはやめて！お願いお菓子なかったら僕死んじゃう…』
ホントのことだよ
僕の体はお菓子でできているのだから
団長のいじわると言ってやりたくなった
まぁ言わないけど、言ったところで変わらないし、お菓子を取り上げられるのは目に見えていた
ク「嫌なら修行すること」
僕は嫌々ながらもコクリと小さく頷いた
団長は勝ったと言わんばかりかニヤリと口を歪めた
過去編 パート 17 ※怖い（不気味な）表現あり 嫌な人は飛ばしてください→←過去編 パート 15
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ゆず(プロフ) - レナさん» コメントありがとうございます。更新遅れてしまいすみません。 (2018年7月27日 1時) (
レス) id: 58878dd57a (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 続き気になります (2018年7月25日 1時) (レス) id: a63af7b3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice☆ | 作成日時：2017年7月22日 11時
