…憧れ.You ページ3
能見:「そう、ならええんやけど。ちゃんと仕事はしなさい」
A:「はい、ありがとうございます!!///」
能見:「ほな」
憧れの人と普通に会話できるなんて幸せ過ぎる。
後姿も昔から変わらん、ずっとあの美しいスタイルを保ってる。
あと、めっちゃいい匂いがする……。
由:「下心丸出し」
A:「な”っ!!?能見さんは既婚者やから、そんなんちゃうねん!!!」
??:「何々、またやってのか??」
A:「うわ、宗さんまで…!!!」
宗:「ま〜た、能見さんの尻追っかけてんのかお前は…」
A:「酷い言い様ですわ、今日はちゃんと企画持ってきて!!」
宗:「毎回そうやって言って能見さん見に来てんだろ」
A:「ほんまやねんもん……」
宗:「可愛い子ぶっても無駄」
A:「……宗さん悪魔や」
宗:「何だって??」
A:「何でもありませ〜ん」
由伸が余計な事言わんかったら腹黒宗さんまで出てこんでよかったんに…。
ギロっと由伸を睨むもあいつは知らん顔する。
由伸とは選手職員違えど同年代同期入団。
私が新人で仕事にも着いて行くのがギリギリだと言う時には由伸は1軍デビューしてる。
ようやく仕事に慣れた去年あたりから話すようになった。
凄い奴なんだけど、何故か私には当たりが強い。
まぁ私もその分当たり強いんやけど。
颯:「睨まれてる??」
A:「そーいちの事は睨んでへん」
一方でボケをかましてくるのが同じく同年代同期入団の山崎颯一郎。
あだ名は「そーいち」。
「颯一郎」は長すぎて「そーいち」と呼ぶことにした。
そーいちは一度戦力外になって、育成選手から支配下登録、そうして最近一軍デビューを果たした訳だ。
だから付き合いもあまりない。
ほんとつい最近知り合って急に友達になったみたいな。
男としては珍しいちゃん付けで私の事を呼んでくる。
背もデカくて顔もええのに、抜けてるところが残念な男って感じ。
宗:「安達さ〜ん、大好きな仲澤来てますよ〜!!」
A:「お先失礼しま〜す!!!」
宗さんが強敵安達さんを呼んだのに危機感を感じ仕事に戻る。
能見さんに仕事しなさい言われたし、仕事はせんと。
別に安達さんが嫌いとかやない。
嫌いやないで。
大事な事だから2回いいました。
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作者名：柘榴 | 作成日時：2024年3月23日 20時
