…講義.You ページ15
山岡:「マジで恋愛したことないん??」
A:「マジです」
山岡:「誰にそそのかされた??」
そーいち。
…なんて言えるはずもなく。
そーいちの立場が危うくなる。
A:「いや、23歳にもなって恋愛しないのはおかしいですやん」
山岡:「それはそうだ」
A:「私が残念な美人って言われてるのも知ってるでしょ??」
山岡:「もちろん」
A:「腹立つんです、美人でええですやん。何や、残念って」
山岡:「まぁそういう所やろな」
A:「たいちゃん!!」
山岡:「分かったって!!…んで、恋の何を知りたいわけ??」
A:「ほんまにドキドキするんかなって思って」
私がそう言うとたいちゃんが頭を抱えた。
頭を抱えたいのはこっちの方である。
山岡:「小学生でも分かんで」
A:「悪かったですね、小学生以下で!!」
山岡:「あぁ…なんつーか、ガチで好きになったらドキドキはする」
A:「ほぅ」
山岡:「自然と目で追うのも当たり前だし」
A:「ほぅ」
山岡:「他の奴のこと見るの止めてほしくなるし」
A:「たいちゃん……めっちゃ乙女やん」
山岡:「…そろそろ殴ってええか??」
A:「うわっ、ごめんなさい!!ふざけてないです!!」
山岡:「ったく……お前にはまだまだ先の話やろうな」
A:「返す言葉もございません」
??:「泰輔…と、仲澤??」
A:「健矢さん!!」
ここにも適任者。
奥様が声優さんと言う神過ぎる若月パパ登場。
山岡:「もう俺行くわ、後は任せた」
若月:「は??」
健矢さんもたいちゃんに用事があったのに、呆れてたいちゃんは去って行く。
ありがと、たいちゃん。
勉強なりました。
若月:「どういうこと??」
A:「実はですね……」
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A:「ということでして…」
若月:「なるほどな、仲澤も成長したなぁ」
流石健矢さん…パパと言われるだけある。
父性が溢れている。
いや、年が近いからお兄ちゃんって感じ??
若月:「いい事だと思うぞ、恋愛するのも」
A:「健矢さんもアドバイスくれません??」
若月:「はは、俺でよかったら(笑)」
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作者名：柘榴 | 作成日時：2024年3月23日 20時
