24話 Fin. ページ24
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それから。
本当は私も、ずっと誠知くんが好きだったって。
誠知くんを忘れるために連絡先消したけど
やっぱり、忘れられなかったって
そう伝えた。
そしたら
「たくさん悲しませてごめんなさい。
けど⋯これからはもう
そんな思いさせませんから。
ずっと、ずっと一緒にいましょうね」
そんな、胸がきゅんとするような言葉をくれた。
⋯⋯あぁ、幸せ。
ちょっと前の私なら、こんな事想像も出来なかった。
こんなに幸せでいいんだろうか───
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「Aさーん」
『⋯⋯ん？』
「ぼーっとしてどうしたんすか。
今の俺の話聞いてなかったでしょ」
『あ⋯⋯ごめん』
物思いにふけっててぼーっとしてた。
せっかく忙しい時に時間作って私に会いに来てくれてるのに。
『ごめん、なんの話してた？』
「⋯⋯好きですAさん」
『Σゴホッ』
無表情な顔して何話すのかと思ったら⋯
思わずむせてしまった。
『なっ、何急に！』
「今まで伝えられなかった分
これからはたくさん伝えるって決めました。
⋯本当に好きです。大好き」
『わっ、分かったから！』
そんなカッコイイ顔して
こんな事毎日言われたら
心臓何個あっても足りなくなる。
「Aさんは？」
『⋯⋯⋯』
「俺の事、好きですか？」
誠知くんはそんな事を聞く。
⋯⋯分かってるくせに。
けど、私も伝えたい。
いつだって。
.
『大好きだよ、誠知くん』
これからは、伝えたい。
ちゃんと、自分の気持ちを。
今まで、伝えられなかった分まで。
好きだよ、誠知くん───
Fin.
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えり(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます。自分でも描いていてなんだか切なくなります（笑）これからもよろしくお願いします！ (2018年12月25日 15時) (
レス) id: a3034bbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 初コメします。せ、切ない展開にドキドキしますorz (2018年12月25日 0時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2018年11月26日 1時
