13話 ページ13
.
「違います」
そう、キッパリ言われた。
⋯⋯分かってるよ。
実際に私は彼女じゃないし
その存在に近いわけでもない。
私の事なんて
そんな対象で見てないって事も
分かってる。
分かってるんだけど⋯
改めて、そう否定されると
やっぱり、ショックで。
「あ、違うんだ。
じゃあお友達？」
「違います」
『えっ⋯』
思わず声を漏らしてしまった。
私は⋯友達でも、ないの？
てっきり私は⋯
ちょっとは仲のいい、友達でいられてるんだって、思ってたのに──⋯
.
「⋯Aさんっ？」
後ろから聞こえる、誠知くんの慌てたような声。
気付いたら
私の足は勝手に動いてて
2人の元から離れてた。
これ以上、ここにいたくなかった。
これ以上ここにいたら
きっと、みっともないくらい泣いてしまいそうだったから。
もう⋯終わった。
完全に終わった。
この報われない気持ちなんて
捨ててしまった方がいい。
やっぱり⋯
私と誠知くんは、住む世界が違い過ぎるんだ。
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えり(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます。自分でも描いていてなんだか切なくなります（笑）これからもよろしくお願いします！ (2018年12月25日 15時) (
レス) id: a3034bbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 初コメします。せ、切ない展開にドキドキしますorz (2018年12月25日 0時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2018年11月26日 1時
