19話 ページ21
そんなこんなで私は王様のいる玉座へと案内される。度々小声で何か言われているような気もしたけど、気のせいであってほしい。
最初に金色の長髪の騎士さんに、声をかけられる。
「旅の者よ。ようこそ、デルカダール城へ。」
なんかすっごい、いい匂いした。(語彙力皆無)
デルカダール王が私の右手に持っている首飾りをじっと見つめる。
デ王「ユグノアの首飾りか……よく来た、旅の者よ。わしがデルカダール王である。」
わぁ、ほんとに威厳がある……王様って風格が違うっていうかなんていうか………ってそれはいいや。今はデルカダール王の話を聞かないと。
デ王「こうしてそなたが来るのを長年待っておった。ようやく会うことができ、うれしく思うぞ。その首飾りをたずさえ、王であるわしに会いにきたということはそなたは自分の素性を知っておろう。」
そう言ってデルカダール王は試すように私に言う。
デ王「もし、そなたが本物の勇者であるならばおそらく手の甲にアザがあるはず。」
『…っすぅ…………これのことですよね、王様。』
私は王様によく見えるように左手の甲を見せる。
デルカダール王は立ち上がって確信を持ったようにして言う。
デ王「うむ、そのアザこそ勇者のしるし!そなたこそあの時の赤ん坊……。皆の者よ!よろこべ!今日は記念すべき日!ついに、伝説の勇者が現れたのじゃ!」
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フリーデン(プロフ) - 氷花さん» コメントありがとうございます!モチベーションアップして更新頑張りますね! (2022年8月5日 10時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - こんにちは、とても面白いです。これからも更新頑張ってください。 (2022年8月5日 7時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フリーデン | 作者ホームページ:
作成日時:2022年7月14日 6時