プロローグ ページ2
そこはかつて、デルカダール王国に並ぶ大国のひとつだった。
『命の大樹』への信仰心が強い住人たちは、伝説の”勇者”の誕生を心から祝福していたが、
魔物たちの手により王国は滅ぼされてしまった。
魔物たちが襲撃してくる前、町は賑やかだった。ある者は楽しげに話し、またある者は友人と遊んでいたり、そして、踊りを披露している者もいた。
そんな中、突然黒雲が美しい青空を包み込み始め人々は家の中へ入ってしまった。
城の中では何人ものの王が揃い、深刻そうな顔をして何やら話していた。
場所は変わり、美しい女性が赤ん坊を抱いてあやしていた。あやされてる赤ん坊の左手の甲には不思議なアザがあった。
女性……赤ん坊の母親はそのまま立ち上がって雷鳴が響く窓の外を見上げていた。
時は過ぎて、城が炎で燃え上がった。魔物たちが襲撃してきたのだ。
母親は赤ん坊をカゴの中に入れてまだ幼い少女の手を引いて城から逃げた。
その後ろからは馬にまたがる首の無い兵士が追ってきていた。
母親は少女に赤ん坊の入ったカゴを渡して魔物を引きつけるために少女を隠した。
少女は魔物たちがいなくなった事を確認してから走り出す。雨が激しく降っていて何度か転びそうになりながらも少女は走り続けた。
しかし、魔物に見つかってしまった少女。魔物は迷うことなく少女を襲い……………………
嵐が去った翌日。とある老人が川で釣りをしていると赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
老人は声のする方へと駆け寄って赤ん坊を抱き上げた。
そして、16年後…………………
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フリーデン(プロフ) - 氷花さん» コメントありがとうございます！モチベーションアップして更新頑張りますね！ (2022年8月5日 10時) (
レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - こんにちは、とても面白いです。これからも更新頑張ってください。 (2022年8月5日 7時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フリーデン | 作者ホームページ：
作成日時：2022年7月14日 6時
