身近な敵 ページ18
・
『只今、戻りました』
あれから、律に送ってもらった
西園寺様と呼んでいたら、そんな畏まらなくていいと言われたのだ
ほのかもほのかで、従兄妹と分かり親近感が湧いていた
「お嬢様、夕食のお時間です」
『ええ。』
帰って来てからもずっと考えてしまう
自分に今何が起こっているのか
そして、これから何が起ころうとしているのか
リョウスケは、120年前からずっと生きているのだろうか
次々と疑問が湧いてくる
しかし、私の中の幼いリョウスケの記憶は鮮明にある
あの時はもう既に100歳近く生きていたという事だろうか
となると、容姿と年齢が合わない
「……お嬢様、どうかなさりましたか？」
頭を悩ませていると、女中の声が降ってきた
「お口に合いませんでしたか？」
『いいえ！凄く美味しいわ。』
いけない、周りに勘繰られてしまう
私の周りには必ず関係者がいる
あの人が私を一人にしておくはずがない
『ご馳走様。美味しかったわ、もう今日は休ませてもらいます、御休みなさい』
自室へ戻れば、窓から月が見えた
今日は弦月、まだ満月までは一月以上の日にちがある
ほのかは明日も早い、もう寝ようと思い布団に入った
目を閉じ、意識を手放しかけた時
＿＿ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
窓が鳴った
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ほのか(プロフ) - れっしーさん» うわぁ！！ありがとうございます！、頑張ります！！ (2020年12月17日 20時) (
レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - 続きが楽しみです！これからも頑張ってください！ (2020年12月16日 18時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年11月7日 0時
