忘れられない初恋 ページ43
美和ちゃんにはきちんと言っておこうと思った
美和「どうしたの？急に話したいって」
『婚約の話でね、ちょっと。』
美和「うん」
呼び出した美和が部屋を訪ねてきたのは昼過ぎだった
侍女の美和ちゃんには昼間は少し長めの休憩がある。
その休憩時間を貰ったのだ
美和「西園寺様と上手くいってない、とか？」
『ううん。違うのそうじゃなくて。
美和ちゃん、リョウスケって覚えてる？』
美和「リョウスケって、ほのかちゃんの初恋の？」
『そうそう。私、この間リョウスケと再会したの』
美和「まぁ、なんて偶然！」
驚いた顔をしていた美和ちゃんだったが私が経緯を話すとやがて真剣な面持ちなった
『それでね、私やっぱり…』
美和「そっかぁ。忘れられないよね、初恋は」
『婚約の話取り消しとか出来ないかな、凄く自分勝手な事を言っているのは分かっているの』
分かっている
傍から見ればとんだ我儘娘だろう
美和「自分勝手なんて。そもそも、この結婚話も持ちかけたのはほのかちゃんじゃないもの。」
『でも、西園寺様が許してくださるはずがない』
美和「そうよねぇ…」
美和「もういっその事、リョウスケちゃんに連れ去ってってお願いしたら？」
『駆け落ちってこと？』
美和「最終手段ね、」
『ちょっと、絶対後先考えてないでしょう！』
呑気に笑っていられるのは何時までだろうか
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (
レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年10月20日 0時
