既視感 ページ5
ほのかは既に食べ終わり、ヤマダが食べるのを肘をついて眺めた。
ヤマダ「私分も食べられますか?」
いいの、食べなよ、とやんわり断ったほのかは、外の景色を見ている。
ふと、遠目からでも分かるほど深い闇に包まれているいかにも怪しげな森に目が止まった。
ヤマダ「あの森、ご存知ですか?」
『あの森に何かあるの?』
ヤマダ「狼の森、といえば分かるでしょうか。」
ほのかは、はっとした。
“狼の森で獣に捕まった者は永遠に帰ってこられない ”
ほのかの住む都ではそう伝えられていた。
まさか、あの森が狼の森だなんて。
信じられるわけが無い。
ほのかは、昔こっそり行っていたのだから。
誰にも見つからないように。
彼に会うために。
“ほのかちゃん!!! ”
“僕、ほのかちゃんと結婚する、だから… ”
嗚呼、なんだっけ。
確か、彼の名は……
ヤマダ「どうかされましたか?」
『…っ!!!!』
ドクンドクン……
私知ってる、この胸の高鳴りは……
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年10月20日 0時