非常事態、絶体絶命 ページ35
律「君はいつも慌ただしいな」
『はっ…！！！』
私の足が止まる
＿1時間前
『美和ちゃん、髪飾りはどちらがいいかしら』
美和「右の方がほのかちゃんらしいとは思います」
『じゃあ、そうしましょう』
なんて美和ちゃんと準備をしていた
なのに、西園寺様が到着が早まると聞いて屋敷は大忙し。名家の跡取り息子にどう見られるかは余程気にするのだろう。
美和ちゃんも借り出され、私は一人で身支度をすることになったのだ。
すると今度は、ドレスのチャックが閉められない
必死で侍女を探すも誰もいないのだ
そして今に至る。
律「君は何をしているんだ」
目の前には西園寺律。
何故ここにいるんだ
『どうして…』
律「君の家の者が通してくれた」
誰だ、馬鹿野郎！こっちは、非常事態なのだ。
こんなはしたない所、絶対に見せられない
『……あは』
律「…全く。チャックが閉められないのだろう？」
後ろを向け、と言われ身体が回転する。
恥ずかしすぎる！！！！！！
『いや、ちょっと！！』
律「なんだ、君はこの格好で彷徨くつもりか？」
『…お願いします』
慣れた手つきで上げられるチャック。
時々当たる手がくすぐったい。
律「ほら」
『ありがとうございます、』
律「威勢がいいと思ったら急にしおらしくなるんだな」
律は、笑って私の隣に腰掛けた。
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (
レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年10月20日 0時
