謎多き男 ページ4
『ヤマダ！あの髪飾り可愛くない？』
『ヤマダ！あのお店よ！！！』
『ヤマダ！！』
ぐいぐいとヤマダの袖を引っ張る主人を見て、可愛いなと素直にヤマダは思った。
目的の店に着き、金鍔を頼んだ。
待っている間も、ほのかは楽しそうだ。
『ねぇ、ヤマダって普段は何をしているの？』
そう聞き、彼女は運ばれてきた金鍔を食べた。
ヤマダ「何って、貴方様の護衛ですよ、」
『いや、そうなんだけど。住み込みじゃないじゃない？』
そうなのだ。普通、この辺りでは護衛のものは24時間体制で主人の護衛をする。
それなのに、ヤマダは、一日の職務を終えると姿を晦ます。与えられた仕事はきちんとこなし、必ず帰る。ほのかはそれが不思議で仕方なかった。
ヤマダ「何をお聞きになられたいのですか。」
『もうすぐここに来て1年経つじゃない？
私、アナタのこと何も知らないなぁって思って。』
ヤマダ「知らなくていいので『嫌よ』」
『今日はせっかく2人なんだから、そんな畏まらないでよ。私と貴方はそんなに歳は変わらないでしょ？』
ヤマダはすくりと笑った。
ヤマダ「お嬢様にとって7歳差は“ そんな”なのですか？」
『……え゛』
せいぜい2歳差だと思っていたのに7つも離れていたとは。
年相応の顔をして欲しいものだとほのかは思った。
『ヤマダ、いくつなの？』
ヤマダ「27です」
『にっ、にじゅなな…』
ヤマダ「嘘です」
『なっ！』
ヤマダ「というのも嘘です」
『どっちよ！』
ヤマダ「さぁ？」
男は不敵に笑った。
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (
レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年10月20日 0時
