お恥ずかしいヤツ ページ27
『それでは遠慮なく。いただきまぁす』
律は目の前で頬ずえを付いて私を見ている。
視線が気になって、手元を見ていなかった。
『……あ゛』
律「馬鹿じゃねぇの」
服にべったりと付いたクリーム。
目の前の男は、もう呆れて言うことも無いといった感じだ。
『お、お恥ずかしい……』
律「本当、お恥ずかしいヤツ。」
『すいません、御手拭きください…』
「今お持ち致しますね。」
これでは、馬鹿丸出しではないか。
私だけならまだしも、西園寺家の名に泥を塗っては取り返しがつかない。
律「落ち着け、君は落ち着きが無いんだ。」
『すいません…』
腑甲斐無いとしか言い様がない。
手拭きで服に付いたクリームを拭っていると、
律「おい、付いてるぞ」
頬に付いたクリームまで指摘された。
穴があったら入りたい。
『穴があったら入りたいです』
律「ここに穴はない、馬鹿言うな」
『……』
この人もなかなかではないだろうか。
私の向かい側の奥の席に座っている人が笑っているのが見える。
律「お前のおかげで恥をかいたじゃないか。」
わざとだったのか。わざと自分も可笑しい人になってくれたのだ。少し胸が熱くなった。
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ヤマダくん全然登場してなくてごめんなさい！
そろそろ出てきます(＞ ＜)
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (
レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年10月20日 0時
