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ページ2

お…大きいです…。物凄く。


原爆ドームより遥かに大きいです…


あ、邪馬台国も負けてませんね…


じゃなくて!!


『……兄上とはぐれました…』


うわぁぁ!!どうしましょうか……


兄上に付いて行った筈なのに……


「…すみませーん…」

どうしましょう…

「あのー…」

まさか餓死とか…!?

「あ!!の!!」

『え!?……あの、どうかしましたか?』

呼ばれた先に居たのは髪をリボンで結んだ少女。

肌は小麦色だから…アジアかアフリカでしょうか…?


「あの、本田Aさんすか!?」

『…ぇ…はい…そうですが…』

「私、セーシェルって言います!!
…何か…理事長らしき人に手紙渡されて…」

『…?…何故二枚なのです?』

セーシェルさん…彼女が差し出した手紙は二枚だった。


「いや〜私もわかんないんすけど…本田Aさんに渡せって言われて…。」

『…は…はい…承りました。拝見致します…。』

内容は英語で書いており、読むのに少し時間がかかった。

「簡単に言うと会議室に来い…だそうです。」

全部英語で書いてあるのにも係わらずセーシェルさんは一瞬で読み解いてしまった。

『…どこでしょうか…会議室とは…兄上にも置いて行かれてしまいましたし…』

「あれ、Aさん…兄弟いるんですか?」

『えぇ…本田菊様です。』

「本田菊…?どんな人なんすか?」

『私は良く似ていると言われますね。…それと私よりお強いです。』

「へぇぇ…って!?」

『ど…どうなされました?』

「いえ…あのその兄上は黒髪でおかっぱすか?」

『…おかっ…はい…まぁ…』

「背は小さいほうすか?」

『私よりは大きいですよ…でも欧米の方より小さいですね。』

「あそこの人っすか?」

とセーシェルが指を差した先には菊が焦った様子で辺りを見回していた。


『…正解です。あの方が私の兄上、菊兄様です。

兄上!!ここにいらしたのですか!!』

菊の近くに小走りで近寄る。

「いらしたもなにも…はぐれたのは貴方でしょう。」

『ゴホン…ところで…会議室はどちらでしょうか?』

「えぇ…こちらです…と、その前に…」

『どうなされました?』

「その後ろの方は…?」

『私の友人です。セーシェル様です。』

「様…!?…あ、初めましてセーシェルっす。」

「始めまして。本田菊と申します。」

『…兄上。成るべくですが…お早めにお願い致します。』

「えぇ…では参りましょうか。」


こうして、会議室に向かったのでした。


.

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設定タグ:ヘタリア , 夢小説 , APH   
作品ジャンル:アニメ
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作成日時:2012年11月24日 2時

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