二人の世界は。【名前変換】 (ページ7)

今日:15 hit、昨日:9 hit、合計:904,065 hit

Love...7 ページ7

＊

＊

＊

・

・

・

・

宏太「じゃぁ、授業終わるな。後ろからﾌﾟﾘﾝﾄ回収。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

私の大切なﾐｭｰｼﾞｯｸﾌﾟﾚｲﾔｰを没収した男は

知れっとした顔でそんなことを言っている。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

「せんせーい、今日の放課後勉強教えて!」

「先生のところ行ってもいいよね?」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

宏太「職員室ならな。」

「えー、いっつもそれじゃん。」

・

・

・

・

・

・

・

・

宏太「勉強できるならどこでもいいだろ。

来週までに次の単元読んでおくように。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

本当に生徒に人気なのね。

確かに身長も高いし、顔も比較的美形だけど……

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

というか、あなたたちは

慧先生とどっちが好きなのよ。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

顔が良ければそれでいいの?

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

慧「泉が放課後までいるなんて珍しいな。」

あ「好きでいるわけじゃないです。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

全ての授業、ほとんどｹｰﾀｲをいじっているか

寝ているかだったけど、待望の放課後になった。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

あ「あの、宏太先生ってどこにいるんですか?」

慧「今の時間なら…………教材室かな。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

早く返してもらって、仕事に……

薮宏太というﾈｰﾑﾌﾟﾚｰﾄがある教材室をﾉｯｸする。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

「だれー?慧か?」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

何て声が聞こえて、ﾄﾞｱが開いた。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

あ「返してください。」

宏太「お嬢様じゃないですか。どうぞ。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

あ「別にゆっくりするつもりないですから。」

・

・

・

＊

＊

＊