二人の世界は。【名前変換】

Love...41 ページ41

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慧先生がああいったから土日は少し勉強した。

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けど、殆どの教科のノートが綺麗真っ白で、

自分がどれだけ授業をさぼっていたのか痛感。

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「カットとカラーですよね。」

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少しﾁｬﾗそうな美容師さんが、

私の髪に触れながらそう言う。

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「長さはどれくらいで……」

あ「長さは変えないでください。整える程度で……」

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「ﾊｲ、わかりました。では、まずカラーリングから……」

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この明るめのｵﾚﾝｼﾞ系ﾌﾞﾗｳﾝとも今日でお別れ。

あと2時間後位にはﾀﾞｰｸﾌﾞﾗｳﾝに……

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「今、学生さん?」

あ「あっ……ﾊｲ。」

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「大学生?」

あ「いえ、高校生です。」

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「本当に?大人っぽいねー。」

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だから、よくﾎｽﾄのお兄ちゃんに絡まれたんだと思う。

制服着ててもｺｽﾌﾟﾚだと思われているんだろう。

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「綺麗に染まったと思うんですけど、どうですか?」

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あ「うわっ…………」

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改めてまじまじと鏡で染まった自分自身とにらめっこ。

これ……………私?

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絶対誰も気付かないな――――――――……

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