Love...5 ページ5
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件名:
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いつものところで
待ってる。
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いつしか相手をした人からそんなメールが届き
私は学校を後にする。
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学校で教えてもらうこと何て、大して社会に出た後に
役に立たない。
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学校は勉強だけじゃない。
何ていうのは綺麗事。
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そう言っている大人が私たちを
勉強で競わせてるんだから。
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友情とか団結、協力……
そう言うのも学べるとかいうけど……
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正直、私には「友達」と呼べる人は
この学校にいないから。
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学校に来る価値を見出せないまま3年目。
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あ、次は昨日ダウンロードしたばかりの曲だ……
と思っていると、急に音楽が聞こえなくなった。
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その代り、人の声が私の耳に届く。
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宏太「俺の授業、休むつもりか?」
あ「ハァ……」
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宏太「溜息つくと幸せ逃げるぞー。」
あ「………隣のクラスの宏太先生が何の用ですか。忙しいんですけど……」
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宏太「だーかーらー、次は俺の授業なの。」
あ「で?」
宏太「生徒がサボるとね、俺の評価も下がるわけよ。」
あ「ハイ。」
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宏太「てことで、仲良く授業受けましょうね。」
あ「ちょっ……私は……」
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宏太「変なオヤジのところなんかに行かせないよ。」
あ「何で……」
宏太「俺、泉のことなら何でも知ってるよ。」
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宏太先生はそう言うと、手首を掴んで
強制的に私を教室に連れて行った。
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2012年11月15日 23時