Love...19 ページ19
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“放課後、教材室で待ってるから――――……”
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そう言われたけど、私は教材室のドアノブに
鍵が入った小さな袋をかけて、学校を後にした。
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先生が何を考えているのかわからない。
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何を考えているのか考えようとするから
私の頭は宏太先生の言葉や仕草が……
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音声で映像で駆け巡り、いっぱいになる。
宏太先生のことだけで……
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あ「えーっと……どこで待ち合わせだったっけ。」
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仕事の服に着替えて、ケータイでお客さんとの
待ち合わせ時刻と場所を確認。
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男女が頻繁に出入りするホテルの近くで
一人立って、お客さんが来るのを待つ。
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「お姉さん、綺麗だね。俺らの店でちょっと遊んだりしない?」
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あ「すいません、人待ってるんで。また今度誘ってください。」
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ホストに何度も勧誘される。
本当、私って女子高生に見えないんだなぁ。
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そう思っていると、私の前に一台の車が止まった。
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運転席から降りてくる人は
この汚い街には合っていない。
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あ「何で…………」
宏太「お前こそ何でまたこんなとこに……」
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あ「私はこれか…………キャッ……!」
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宏太先生は私の腕を掴むと無理矢理
助手席に乗らせて、車を走らせる。
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先生はいつも急に現れて、
何も言わずにどこかに私を連れて行く。
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2012年11月15日 23時