双子の片割れ【名探偵コナン】 (ページ12)

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結生side

さて、変装もできたことだし
仕事探さねぇとな

金が稼げる仕事がいいよな
うーん……

すると

ｳﾞｰｳﾞｰ

誰かから電話が来た

『ちっ、誰だよ。仕事探してる時に…

もしもし？』

俺は嫌々電話に出た

〈お、出たな結生〉

『あ？誰？』

〈誰…か。まぁお前の親戚だ〉

『親戚？俺に親族はもういないはずだぞ』

〈そう思っていると思ったよ。母方は何人かいると思うけどね〉

『いても知らねぇよ』

〈ははっ…まぁ私は父方になるんだけどな〉

『は？あのくそ親父の親戚ってか？』

〈まぁ、そうだ。こうして電話したのは頼みがあったからだ〉

『頼み？』

〈お前に子育てを頼みたい〉

『は！？』

何言ってやがるこの女…
意味わかんねぇし切るか

〈お前の父親の孫だ〉

『…え、孫ってことはまさか、凪の…』

〈…まぁそういうことにしておこう
明日、そちらにその子を連れてくる〉

『は？ちょっ…』

〈その子の名は月浪アキラだ、では頼んだぞ〉

『おい、ちょっと待て…俺は一言も…』

ﾌﾞﾁｯ
ﾂｰﾂｰ

！？
切りやがった！

急に子供連れてこられても困るっつーの
月浪となるとこの姿で育てらんねぇし

てかあの女、俺の名前知ってやがった…
明日は元の月浪結生としていた方がいいか…

凪の子かもしれねぇし
連れてこられた後に断るのもな…

まっ、俺のことバレなきゃいいわ