22話 ページ23
「あ?悪いかよ」
「別にそんなこと言ってないでしょ。」
『たしかに。今日練習なかったの?』
「あーー.....まぁ、あるのはあった」
「もしかして弟くん!絵名のことが心配で、早く帰ってきたんじゃないの〜?!」
「は?!.....おい暁山。勝手なこと言うなよ。」
『でもそうとしか言えないよね〜』
「........」
「ふーん...まあ、心配、ありがとね。もう大丈夫だけど。」
「だから...!!心配じゃねぇって!!」
『あはは、そんなに必死にならなくても.....笑』
「絵名もそうだけど、弟くんも結構いじりがいがあるよね〜」
『わかる.....』
「んだよ、それ。」
「ちょっと、瑞希。いじりがいがあるって何よ!」
「え〜?そのまんまんの意味だけど?」
「もう!!瑞希!!」
『こういうところだよね.....』
「なんか言った?!?!」
『あはは、なんでもないよ〜』
「うるせぇな、絵名。.....いつも通りすぎて......」
「絵名、家でもこうなの〜?」
「彰人!!!余計なこと言わないで!!」
「あーはいはい」
『あはは』
______今日はすごい楽しかったな〜.....
1人、ベッドの上で余韻に浸る。
今度は奏とまふゆも誘おう。いや、来てくれるかな.....
無理矢理にでも連れていこう!!
今日は歩き疲れたな......
そうだ!セカイに行って、ミクに今日観た映画の話をしようかな....
_______『あ、いたいた〜!ミク〜〜!!!!』
「....A」
『ふふ、久しぶり!!』
「そうだね。」
前、ミクに言われた言葉、私も同じ気持ち。....あれを言われてから、ミクと会うのがきまずくなった。
.....いや、それは言い訳。私が会いたくなかったから。
いつかミクにバレるかもって思ったから。
ミクがそれに気づいたら、きっと瑞希たちに助けを求めるんだろう。まふゆの時と同じように。
....やめてほしい。友達なんてくだらない。
同情するだけで、なんにもしてくれない。
そんな友達....いや、友達なんかじゃない。
全部全部、友達 "ごっこ" なんだから。
「_____A?どうかした?」
『!ごめんごめん、』
無意識の内にまたあの考えに行ってしまう。
瑞希たちは違う。
そう思っているのに
.......めんどくさい。
考えないようにしないと。
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絵豆腐 - みぃさん。ありがとうございます!最近テスト期間に入りまして...更新少し遅れています。応援ありがとうございます!貴重なコメントも... (2021年11月17日 22時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして花と申します。こちらの小説を拝読させて頂き、とても面白かったのでコメントをさせて頂きました。読んでいて、今後の主人公ちゃんがどうなって行くのかが楽しみです。更新頑張ってください。楽しみしております。 (2021年11月14日 15時) (レス) id: 425f5620de (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐 - わああ!!ありがとうございます〜!返信遅れてすみません。更新頑張ります!!笑 (2021年11月13日 7時) (レス) @page36 id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!楽しみです!更新頑張って下さい!! (2021年11月6日 19時) (レス) @page36 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵豆腐 x他1人 | 作成日時:2021年10月9日 19時