34話 ページ35
彰人side
朝、珍しく絵名が起きていた。
「あ、彰人。おはよう。」
『.....はよ。』
「.....何よその顔。なんか文句でもあるわけ?」
『別になんも言ってねぇだろ。.....今日、何かあったのかよ。』
「あぁ。彰人にこれ、持っていって欲しくて......」
これといって渡されたのは小説。なんだこれ。
こいつにこんなもん読む趣味なんてあったか?
『.....なんで俺が.....』
「私のじゃなくてAの。同じ学年でしょ?渡しに行ってよね。」
.....あいつこんなもん読むんだな。
『あいつ、今日来てるか分かんねぇぞ?』
「持っていく価値はあるでしょ。私のお見舞いに来た時、忘れていったんだよね。」
『あーはいはい。居たら渡せばいいんだろ?』
「何よその態度。.....じゃあよろしくね。私はもう寝るから〜.......ふわぁ〜ねむ......」
あいつ......また寝る気かよ.......
でもまぁ.....最近Aにはあってねぇからな
......持っていくだけでも持ってくか。
_____「あ、彰人と冬弥。」
げ.........今日服装チェックの日かよ.....
「ん?白石か。風紀委員の仕事か?」
「まあちょっとね〜。ていうか、彰人。」
『.....んだよ。』
「何冬弥の後ろに隠れるわけ?」
『別になんでもねぇよ。.....んじゃ冬弥、後はよろしくな。』
「あ、おい彰人。......行ってしまった.....」
「はぁ......まあいっか。あ、そうだ聞いてよ冬弥!さっき、瑞希とAが来てたの!珍しいと思わない?」
「ふむ。暁山とAが?......何かあったのだろうか」
「あはは、多分何も無いと思うよ!じゃあまた放課後で!」
少し離れたところから冬弥と杏を見た。
追いかけては来なかったな.......
安心してると、冬弥が俺を探しながら歩いてきた。
「あぁ。彰人。どこにいるのかと思った。」
『別にそんな離れたところにはいねぇよ。』
そう言って、冬弥と教室に向かった。
_______授業が終わり、カバンの中を整理していた。
あ.....これ、Aの小説か。
渡すの忘れてたな......
.....ちょっとA組にでも行くか。
と思ったけど........先生が入ってきやがった。
タイミング最悪かよ......
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絵豆腐 - みぃさん。ありがとうございます!最近テスト期間に入りまして...更新少し遅れています。応援ありがとうございます!貴重なコメントも... (2021年11月17日 22時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして花と申します。こちらの小説を拝読させて頂き、とても面白かったのでコメントをさせて頂きました。読んでいて、今後の主人公ちゃんがどうなって行くのかが楽しみです。更新頑張ってください。楽しみしております。 (2021年11月14日 15時) (レス) id: 425f5620de (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐 - わああ!!ありがとうございます〜!返信遅れてすみません。更新頑張ります!!笑 (2021年11月13日 7時) (レス) @page36 id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!楽しみです!更新頑張って下さい!! (2021年11月6日 19時) (レス) @page36 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵豆腐 x他1人 | 作成日時:2021年10月9日 19時