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第35話《やふへゐ先生ルート》 ページ37

よ「A…それ、事実?」

開いたドアの前にようへい君が立っていた。


A『えっ、ようへい君…?』

よ「た、たまたまそこ通ったらここからAの声が聞こえて……」


ようへい君から『A』と呼ばれるのが久しぶりで泣きそうになってしまう。


は「……。」

はじめ君はゆっくり体を起こし、私を押し倒す前の状態に戻った。



A『ねぇ、ようへい君…』

私はようへい君の元へ歩み寄った。




そして私は気付いた。

ようへい君から近づいたりする事がダメなら、
私から近づいていけばいいんじゃないかって。

はじめ君が、ようへい君から私に話すなって言うなら、私から話しかけに行く。

ようへい君が私に触れたらいけないんだったら、私がようへい君に触れる。


A『ようへい君……大好き。』

そう言ってぎゅっと抱きつくと、
ようへい君はすぐに私をその倍以上で抱きしめた。

よ「A……」

あぁ、この声だ。この温かな体温だ。
やっぱり私、ようへい君じゃなきゃダメなんだ。


それから私は何も言わずに、ようへい君にキスをした。

『チュッ………』

キスをし終えて、ようへい君を見ると
愛おしそうな目で私を見ていた。


よ「A」

A『何?』

よ「やっぱり諦めなくて良かった。
Aを好きでいて良かった……」

A『えっ……』


よ「Aの事が好きです。
俺と付き合ってくれませんか?」


A『ッ……喜んで!』


嬉しくて嬉しくて、涙が止まらなかった。

だって、大好きな人が告白してくれたんだから。

第36話《やふへゐ先生ルート》【END】→←第34話《やふへゐ先生ルート》



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花創(プロフ) - あじきよさん» ありがとうございます!! (2019年1月20日 9時) (レス) id: b5a2c17b1d (このIDを非表示/違反報告)
あじきよ(プロフ) - はぁぁ!!だいちくんめっちゃ好きです... (2019年1月20日 2時) (レス) id: 5d3b55a877 (このIDを非表示/違反報告)
花創(プロフ) - ふらふらさん» コメントありがとうございます!分かりました!しばらくお待ちしてくださるとありがたいです! (2018年12月12日 23時) (レス) id: b5a2c17b1d (このIDを非表示/違反報告)
ふらふら(プロフ) - はじめさんエンドが読みたいです! (2018年12月12日 23時) (レス) id: 2921a0b107 (このIDを非表示/違反報告)
花創(プロフ) - まりっちょさん» コメントありがとうございます!!分かりました!分岐までしばらくお待ちください! (2018年12月12日 14時) (レス) id: b5a2c17b1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花創 | 作成日時:2018年12月9日 9時

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