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まるで待ち望んでたかのように心臓がドクンとひとつ脈打って、机に置いてあるスマホに手を伸ばす。
ジミンくんと目が合ったけど、スマホだけ握りしめて廊下に出た。
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『もしもし？』
ｰ ｢ヌナ〜！昨日寂しかったよ｣
『ごめんね。最近残業多くて…』
ｰ ｢でも今日はすぐ出てくれたね！もしかして電話待ってた？｣
『それは、たまたまだよ？笑』
ｰ ｢…ほんとはヌナも寂しかったんじゃない？｣
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声をきくだけでちょっと嬉しいのはなんでだろう
誤魔化したけど、ほんとは待ってた自分は確かにいて
ジョングクくんもそれをわかってる。
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『…うん。会いたい、かな』
ｰ ｢俺にはあまえていいんだよ？ヌナ｣
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穏やかな声が寂しかった心に染みて
しばらくしていなかった恋をする純粋な気持ちが思い出される。
電話を終えてオフィスに戻ると、さっきと何も変わらずジミンくんは仕事をしている。
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『ジミンくん』
JM｢はい｣
『今日先にあがるね』
何も言わないで私を見て
また何かを考えてるみたいに黙りこくる。
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『じゃあ…』
JM｢待って｣
『…え？』
手首を掴んで引き戻される
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『ジミンくん、痛いよ』
JM｢…行かないで｣
痛いと言っても離してくれなくて
むしろその力はだんだん強くなる。
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『なんで？離して…』
JM｢離したらジョングクの所に行くんですよね？｣
JM｢なら離しません｣
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『ジミンくん…最近どうしたの？』
『なんでジョングクくんのことになるとそんなに怒るの？私の勝手でしょ』
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『お願い…離して』
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私のジョングクくんへの気持ちに気づいてるなら
そうやって引き留めたりしないでほしい
強かった力が次第に緩んで、私をまっすぐに見ていた目を伏せる。
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JM｢…ユナさんが心配です｣
『…え？』
JM｢でしゃばってすみません｣
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掴んでいた手が離れて、その手はまた作業を始める。
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ふわ(プロフ) - 続きが見たいです！ (2020年3月22日 10時) (
レス) id: 79c529d7af (このIDを非表示/違反報告)
姫菜 - やーーー。この作品好きです (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1b1ede2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
姫菜 - 最高です。ジミン最高です。最高しかことばがでてきません。続きみたいなのないんですかね、？笑 (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1b1ede2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
白翠ミナト(プロフ) - 初コメ失礼します！完結お疲れ様でした！作品のストーリーと作者様の文の書き方がとても好きで毎日更新されるのを今か今かと待ち望んでいました！終わってしまうのがさびしいですが、他の作品も応援しています！ (2018年3月22日 18時) (レス) id: 14b86691aa (このIDを非表示/違反報告)
さ ぁ や - この 作品 本当に 大好き です。 (2018年3月20日 14時) (レス) id: 005a176783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リソヌ | 作成日時：2018年3月14日 0時
