#るぅとくんを落とそう計画

#ごめん ページ10

R side

『…ｯ…ごめん、今日配信終わりね。おつぷり！』

ﾌﾟﾂｯ

心配するリスナーを無視して配信をきる。

ごめんなさい、今は配信してる場合じゃないの。

『A？起きれる？』

僕が声をかけるものの、Aは反応しない。

『ごめん…』

風邪なら僕も見守ればよかったのに、なんで僕は配信を優先しちゃったんだろ…

ちょっと考えてみると、アルバムが出るからって理由で全然デートとか…話せてなかったし。

ちゃんと把握出来てなかった…かも。


反省するのはあとだ。まずはAの風邪を治してから

僕はAをお姫様抱っこしてAの部屋のベットに寝かせた


顔を真っ青にして荒く息をするA。
触れてみると熱いけど、顔がめちゃめちゃ青白い

さっき倒れた理由ってなにかな…
熱が高すぎてクラっとしちゃった？酸欠とか…貧血の可能席もあるし…

大きい病気とかになってたら…


考えれば考えるほど色んな可能性が考えられる

ﾊﾟﾁｯ

『Aっ！起きたの…？ごめんね僕何も分かってなくて…』

「……うん…？…あー…うー」

『何か欲しいの？』

「うん……お水と………るぅとくん」

『なに？』

「ちがう。るぅとくんが欲しいの」

『…ねぇもうそういうのいいから…w』

「照れた…？w」

『ちょ、ちょっとだけ…。水、ね…ふふっ』

なんであの人は熱って言うのに頭が回るのかなぁ…
んも〜…




『はい、お水』

「ありがと〜もう元気になったよ。ごめんね」

『…いや元気になってないよ。まだ熱いし…明日病院行こ』

「いや明日仕事あるし、安静にしときゃ治るよ。」

『て言って、今日みたいに倒れたら困るし』

「それは……ごめん」

『んーん、今回は僕が悪かったし。だから、ゆっくりしててね』

そう言って部屋から出ようとすると…

「…また配信？」

『…寂しい？』

「いや、うーん……でもリスナーさん待ってるし」

偉い←
僕なら寂しいって言っちゃうなw

『大丈夫だよ。配信じゃないから。お粥作ってくるだけ。
安静にしてて。今日は僕もここで寝るから』

「ほんと！？」

『うんw布団敷いてベットの隣で寝る、それならいいでしょ？』

「めちゃめちゃいい！！」

『単純だなぁ…w』

「いいじゃん嬉しいんだもん！」

そんなところも可愛いなぁ、なんて。

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