エンジンシティ ページ19
おじちゃんと鳥さんにお礼を言ってお別れをした後
大きな階段を登って行けばそこは見たことのない場所だった。今まで居た街とは違う景色に目を奪われる
『ひろーい…道もおっきい…！』
ぽかーんとするAにキバナさんがナックルシティしか来た事ないのか？と聞いてきたので頷くとフーンとだけ返ってきた
A一人でいたら迷っちゃいそう…
今までは困ったら飛んで上から見ればよかったけど飛んじゃダメって約束したから、それはもうダメなんだっけ
…じゃあキバナさんと離れないようにしないと。
そう心に決めてキバナさんの方へ振り返る
しばらく辺りをきょろきょろと見渡していて気付かなかった
『あれ？』
さっきまでAの後ろにいたはずのキバナさんがいつの間にか居なくなっていることに
『…キバナさん。いない』
どこいったんだろう？と反対側に振り向けば街の中央の方へ歩いて行くキバナさんの後ろ姿を見つけた
見失わないように慌てて追い掛ける
『キバナさん、待って…！』
無事に追いつき今度は離れないようにキバナさんのズボンの裾を掴んで歩く
こうすればきっと大丈夫
それにしても、知らないとこ…いつもと違う景色。何となく気後れして後ろについて歩いていたらキバナさんが無言で横を指差す
『？』
なに？となり？
となり歩いて欲しい、のかな？
キバナさんの陰からひょこっと覗くように顔を見上げれば、そうしろと目が言ってるみたいだった
戸惑いつつ隣についてみる
『…どこ、行くの？』
「どこって今日オマエが寝るとこだよ」
寝るとこ？
『あ！それなら！』
「言っとくけど外じゃねえからな」
！
いつもの場所だぁ！って言おうとしたけど違うみたい…
それに、ここだときっとAがいつも寝てる所から離れちゃったし
キバナさんはお外で寝るのダメって言うの
もふもふなのになぁ…
あのもふもふの感触を思い出していると無意識にふにゃっと頬が緩んでいく
「？」
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愛っち(プロフ) - 天使の主人公ちゃんとキバナさんとのやり取りがホッコリします！次の更新頑張ってください‼️ (2022年4月24日 16時) (
レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 夢主ちゃんには幸せになってほすぃ… (2020年1月29日 22時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
sk - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流衣 | 作成日時：2020年1月4日 1時
