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その後の事を、よく覚えていない。
Edenのプロデューサーを降りるだけでなく、作曲家としても活動出来なくなる事の辛さだけが、私を支配していた。
一人暮らしをしていた所は、母によって既に売り払われていて、もう逃げる場所はなくなった。
勉強が終われば、すぐに帰ってピアノのレッスン。
ミスをすれば母の罵倒。ストレスだけが溜まる毎日だった。
_______________玲明学園を去るまで、残り2日。
私は、音楽室にただ1人佇んでいた。
大好きなピアノも、何故か今は弾きたくなかった。
けれど、この場所に来たかったのだ。
「……いた」
「だ、誰！？」
突然声がして、ビビりながらドアの方を見ると、そこには私の反応を見てクスクス笑っている漣くんの姿があった。
「相変わらずビビりッスねぇ、A先輩」
「ビビってないし！驚いただけ！」
「ハイハイそうですか」
ドアを丁寧に閉め、漣くんは私の元まで歩いてくる。
……見た目ヤンキーなのに、本当礼儀とか作法とかなってるよねぇ。素晴らしいわ。
「何か、失礼な事考えてません？」
「いや全然？それより、どうしてここに？お昼休みなんだから、お友達と喋んなくていいの？」
「オレ友達いないんで」
「あっ、何かごめん」
まぁ、私も友達いないんですけどね。
それに、漣くんはいつも日和くんといるけれど、彼は今日個人的な仕事が入っているから1日いない。
(もう、彼らのスケジュールを把握してても意味ないのに……)
「……A先輩」
「何？」
「辞めないで……くださいよ」
切なそうに言った漣くんの表情は、悔しいと悲しいが入り交じったような複雑なものになっていた。
そんな彼を見て、私の心も酷く苦しくなった。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
