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学業、作曲、プロデュース……と目まぐるしい日々を送っているうちに、ついにEdenの雑誌インタビュー&撮影がやって来た。
「本日は、よろしくお願いします」
「久しぶりだね、Aちゃん。君とまた会えて嬉しいよ」
プロデューサーとして、スタッフさんに挨拶をしていると例の男が現れる。
彼は、親しげに私の名字ではなく名前で呼ぶと、半ば強引に握手をしてきた。それもかなり長い。
吐き気が込み上げてくるも、今ここでイメージを落としてしまっては台無しだと思い、笑顔を貼り付けて何とか耐えようとする。
その時、目の前に撮影用の衣装を身にまとった七種くんが現れ、私を庇うようにして立つ。
その瞬間、握手していた手が離れた。
「やぁやぁ、お久しぶりですね！先日の打ち合わせの際は、どうもお世話になりました！本日も、どうぞよろしくお願いしますね！いやー、それにしても身につけていらっしゃるお召し物、素晴らしいです！よくお似合いでいらっしゃる！」
私の手を握っていた彼の手を掴みながら、お得意のマシンガントークと褒め殺しで攻めていき、彼に喋らせる隙を与えない七種くん。
その隙に、私は小走りで七種くん以外のEdenのメンバーが集まっている場所へと足を運んだ。
「A先輩、大丈夫でしたか？」
「ごめんね。ぼく達も衣装の着替えを早く済ませて、もう少し早く来れれば良かったんだけどね」
「……変な事されてない？」
「大丈夫。心配かけてごめん」
そこへ、例の彼と話を終えた七種くんが合流したところで、先程スタッフさんから伝えられた今日の大まかな流れを説明した。
「Edenの皆さん、スタンバイお願いします！」というカメラマンさんの声に、各自返事をしてカメラが向けられている照明の下へと向かう。
「日和くん。何で皆、こんなにも私の事を気にかけてくれるの？私は、”たかがEdenのプロデューサー”でしょ？」
私の前を最後に離れようとする彼に、気付けばそう尋ねていた。
1年経ってしまえば、もしかしたら関わりがなくなるかもしれない私を、何故こんなにも……
私のその問いに、日和くんは「簡単な事だね」と口を開く。
そして、言った。
「みーんな、Aちゃんの事が大事で仕方がないからね！」
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
