元帥の手袋が30枚 ページ31
ホテルに戻り、外はうっすらと夜の気配を纏わせ始めていることに気がついた。
「今日は勇さん帰って来ないかもねェ…。」
僅かに心配の色を見せた母さんが呟き、そしてまた笑顔で俺達の方に振り向いた。
「A、匡、晩御飯は持ってきてもらう?」
「母さんの手料理がいい。」
「匡も‼」
ここのシェフには悪いけど母さんの料理じゃないと嫌です。身内の贔屓目なしに母さんは料理が上手い。ついでにお菓子作りもとても上手い。完璧かよ。あとはふわふわしてるところがなんとかなればなと思うけど「そこが可愛い。」と父さんに力説されたからな。万年新婚夫婦ェ…。
「あら、嬉しいわー。でもここじゃ作れないから、ごめんなさいね?」
「えー。」
「えー。」
「『えー。』じゃありません。ほら、何が食べたい?色々あるわよー。」
母さんの手料理が食べられないことに二人してむくれっ面をつくる。可愛いだろ?だろ???
「兄ちゃん?」
「…気にするな匡。致命傷だ。」
「???」
若干ドヤ顔かましてた俺の袖口を引っ張り、不思議そうに首を傾げる匡。心臓にエヌマ·エリシュが直撃したような気分だ。ネタが通じない読者様はとにかくヤバイと言うことだけ理解していただければ大丈夫です。
「…よし。じゃあ、ご飯が来るまでに明日の準備しちゃってね。」
「はーい!」
「はい。」
隣の太陽が眩すぎて俺溶けそう。
(俺の変態化が加速してる気がする。)
■■■■/Detective Conan→←元帥の手袋が29枚
637人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃあ - 我、安赤派也。 (2020年8月4日 17時) (レス) id: 91b3f57d74 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずアイス - 私は赤安赤が好きかな...とくに右固定とかなくキャラを重要視するタイプw (2020年4月29日 0時) (レス) id: 5775b0dae5 (このIDを非表示/違反報告)
上級国民(笑)(プロフ) - あぁ、ワイも安赤派ですわ...。 (2020年4月18日 16時) (レス) id: ac87fab8f9 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(クロネコ)(プロフ) - マイナー好きが多くなればそれはマイナーではなくなるのだ!!!! (2020年3月29日 12時) (レス) id: e1f55013ea (このIDを非表示/違反報告)
無月 - ベルク元帥閣下、、、? (2018年9月24日 14時) (レス) id: e6b756c8a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ